「かつてのノーズシャドウといえば、スキントーンよりやや濃いめのベージュを眉下から鼻筋に沿って入れるのが一般的。でもこれは色選びや分量の調整、ブラシ使いにテクニックが必要でした」(ヘア&メイクアップ アーティスト・長井かおりさん)
濃く入れすぎて、不自然な厚化粧顔に見えてしまった経験がある人も多いのでは? そこで今回、長井さんが提案するのは、眉頭のアイブロウをそのまま「いただいて」ノーズシャドウにいかす、斬新テクニック!
【基本】ベーシックなメイクにメリハリを
眉から“いただき”テクニック
1.パレットアイブロウにセットされた濃淡2色のパウダーをブレンドして、いつもよりやや濃いめに眉頭を仕上げ、利き手でチョキの形を作り、人差し指と中指を眉頭に乗せる。
2.人差し指と中指を眉頭から目頭の下まで、力を入れずにスッスッスッと3回すべらせる。
POINT:アイブロウマスカラを使う場合は、ノーズシャドウを仕上げた後に。
BEFORE
トップス¥58,300/3.1 フィリップ リム(3.1 フィリップ リム ジャパン 03-6433-5011) ピアス(左右セット)¥94,600/ジジ(ホワイトオフィス 03-5545-5164) 左耳イヤクリップ¥62,000・右手薬指リング¥80,000/シャルロット シェネ(エドストローム オフィス 03-6427-5901)
「ベーシックなブラウングラデーションのアイメイク。ふんわりピュアで愛らしいルックではあるものの、目の印象はやや弱め。チークやリップが見えないマスクメイクでは、物足りないぼんやり顔に見えるかも?」
AFTER
シャツワンピース¥110,550/ケイト(ビオトープ 0120-298-133) ニットネックパーツ¥24,200・上に着たパッチネックパーツ¥24,200/スーアンダーカバー(アンダーカバー 03-3407-1232) ピアス¥9,900/キーン(ビームス ウィメン 原宿 03-5413-6415) ネックレス¥74,800/パール オクトパシー(フィルグ ショールーム 03-5357-8771)
「黒いアイライナーやマスカラで締めなくても、アイゾーンにメリハリが生まれ、目の縦幅まで広がってぱっちり見せる効果が。骨格の美しさが強調されて鼻筋もスッと通り、眉間の明るさまで引き立ちます」
【アレンジ】ピンク眉頭から“いただき血色ノーズシャドウ”
ドレス¥305,800/オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー™️(イーストランド 03-6231-2970) ピアス¥39,600/ローマニン(フィルグ ショールーム) 右耳イヤカフ ¥13,200/ソワリー(ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ 渋谷公園通り店 03-5428-1894) 右手人差し指リング¥29,700・中指リング¥24,200・薬指リング¥19,800・小指リング¥23,100/サラース(サラース カスタマーサポート customer@sararth.com)
今シーズン大注目のカラー眉。ピンク、パープル、オレンジでも、基本の“いただきノーズシャドウ”と同じテクニックでメリハリ顔に。
「カラー眉の柔らかなニュアンスを生かしながら、暗く沈ませることなくアイシャドウ感覚でさりげなく陰影をプラス。目元に奥行きが生まれて印象が引き締まり、カラーマスカラがアクセントになってさらに映えるはず」。