UNDER EYESHADOW
今シーズンのランウェイで多く見られ、ビューティブランドもこぞって提案するのが下まぶたにウエイトを置くメイクアップ。お決まりのバランスを崩すことで表情にフックが生まれて、ヴァレンティノやクロエのようなノーブルなルックも今年らしく味つけできる。プラダに代表されるメンズライクなスタイルに深みを醸し、力強さを引き立てるのにも有効だ。下まぶたに色をのせるのでどんな形の目にも合いやすく、頬の余白を視覚的に狭めて小顔効果すらも。上下のアイシャドウの比重を変える。ただそれだけのことがもたらす力を、今すぐに体感して。
最旬下まぶたメイクには、赤みシャドウを
「下まぶたが主役のアイ・メイクアップは、赤みのシャドウを使うとサマになりやすい。同系色を重ねて狭い範囲の中にもグラデーションをつくると、モダンで洗練された仕上がりになります。下に主張がある分、上まぶたはほのかにツヤめかせる程度がグッドバランス。繊細なパーリィベージュでまぶたの高い位置に光を集めて。表情がゴシックに転ぶのを防ぎ、フレッシュなイノセンスが生まれます」（Kanakoさん）。
EYE MAKE-UP TIPS
1 アディクション ザ アイシャドウ パレット 008 Thousand Rosesのロージィベージュ（右上）とアンティークレッド（左下）をブラシでブレンド。目頭をラフに囲み、そのまま下まぶた全体にものせる。塗り終わりはピタッと止めず、スッと平行に引き抜くように。
2 同じアイパレットのパーリィレッド（左上）を重ねて、メリハリを強調する。
3 同じアイパレットのダークチェリー（右下）を細いチップに取り、下まつ毛の隙間を埋めて深みを出す。
4 RMK インフィニット シングル アイズ 01を指に取り、上まぶたの中央付近に広げる。上まつ毛はしっかりカールアップさせ、黒のマスカラを２度塗りして。
＊使用したアイメイクアップアイテムの詳細はこちらをチェック！
モデル使用アイテム
パリと東京を行き来し、多くのコレクションのバックステージを担当するメイクアップアーティスト。若くして海外に渡り、「シャネル」のコスメティックのクリエイティブに携わっていたルチア・ピカの1stアシスタントを務めた経験も。モードな吸引力と品を併せ持つ洗練されたメイクアップで、日本のビューティシーンに新風を吹き込む存在。現在はコスメティックブランドのアドバイザーをつとめるなど、新たな活動の場を広げている。Instagramは、@canakoxx をチェック！
