NEO BLACKLINE
90’sに流行したような囲み目メイクがリバイバル。かつてと違うのは、アイラインの黒がどこかソフトなトーンになったこと。それゆえに服の色を問わずマッチするのは、ヴェルサーチなどのルックを見ても明らか。ボッテガ・ヴェネタのようにミニマルな線で描けばより多様なスタイルに調和して、全身のひそやかなスパイスになる。カラーラインが飽和気味な今こそ、凛々しい黒の力を借りて大人にふさわしいマチュアな目力を！
王道の黒ライナーとベージュシャドウをモードに昇華
「アイライナーはツヤのある黒未満のカラーを選ぶこと。重ねるアイシャドウで囲みラインのエッジをボカし、くっきりさせすぎないことを心がけて。バックステージでモデルを見ていると、元々まなざしに“いい影”を持ち合わせている人が多いのですが、それを再現するようなイメージです。アイラインはむやみに太くせず、下はまつ毛の隙間を埋めずにインラインだけに留めると、リアルクローズにもマッチしやすく」（Kanakoさん）。
EYE MAKE-UP TIPS
1 シャネル スティロ ユー ウォータープルーフ N 58でまつ毛の隙間を埋めるように、上まぶたのキワにアイラインを引く。下まぶたにもインラインを入れて。
2 RMK インフィニット シングル アイズ 06をブラシに取り、1で引いたアイラインの境目をボカすよう上の目のキワにのせる。下まぶた全体にもオン。
3 黒のマスカラを上まつ毛だけにサッとひと塗り。
4 セルヴォーク インディケイト アイブロウパウダー 08のゴールディブラウン（上）とプラムブラウン（中央）をブラシで混ぜ、眉全体にふわりとのせる。眉のトーンを上げることで、まなざしの陰影が自然に際立つ。
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モデル使用アイテム
パリと東京を行き来し、多くのコレクションのバックステージを担当するメイクアップアーティスト。若くして海外に渡り、「シャネル」のコスメティックのクリエイティブに携わっていたルチア・ピカの1stアシスタントを務めた経験も。モードな吸引力と品を併せ持つ洗練されたメイクアップで、日本のビューティシーンに新風を吹き込む存在。現在はコスメティックブランドのアドバイザーをつとめるなど、新たな活動の場を広げている。Instagramは、@canakoxx をチェック！
