慢性的に乾燥しやすく、揺らぎも心配
「乾燥に伴って赤みや痒みが出たり、洗顔時の水さえ刺激になったり。このような敏感症状は、角層にあるバリア機能が低下することで起こります。ワセリンなど油分の多いもので肌表面を覆うと一時的に水分の蒸散を防ぐことができますが、それだけでは不十分。肌内部からバリア構造を立て直すセラミド、肌機能を整えるヘパリン類似物質で、根本改善を目指しましょう」(友利 新先生 、以下同)
センシティブ乾燥タイプのマッチング成分
▼セラミド
「セラミドは、角層細胞のすき間を埋める『細胞間脂質』の構成成分。セラミド不足に陥ると細胞間脂質がスカスカになり、肌内部からは潤いが逃げ、外部からのダメージを受けやすくなる。これが、バリア機能が低下している状態です。だからこそ、刺激に敏感なタイプの肌は、ぜひ取り入れるべき」
▼ヘパリン類似物質
「角層に水分を引き込む力が非常に強く、病院で処方される塗り薬にも用いられる成分。高い保湿効果、抗炎症作用に加え、血行を促進し、肌のターンオーバーを促す働きが。肌のターンオーバーが早すぎると肌細胞が未熟なまま押し上げられてバリア機能の弱体化を招きますが、この成分はターンオーバーを正常なリズムに整えてきちんと肌細胞を成熟させるので、強固なバリア機能に貢献してくれます」







