●ここに注目! 2024年上半期ブライトニングアイテム
「メラニンに対し、多方面からアプローチするブライトニングはもはやベーシック。今シーズンは新しい美白有効成分が出ていないので、進化したのは透明感へのアプローチの方法。浸透技術を高めて成分をしっかりターゲットに届けるデリバリー技術、保湿することで角層のキメを整えて光の反射率を上げる処方、ストレスや炎症、黄色い色素・ビリルビンなどメラニン以外の赤みや黄みを抑える研究により、安心・安全に透明感という結果がはっきりと目に見えるようになりました」
ポーラの“真皮落ちメラニン”ケアが新鮮
そんな中で、美容医療の現場でも複数回のレーザーが必要な、真皮落ちしたメラニンのケアに挑むポーラの着眼点は新しい。全体的に、点のシミよりくすみや肌色の濁りという面にフォーカスする傾向が見えますが、それは、化粧品の機能として真っ当だし、スピーディな効果実感にも繋がっているはず。正直、年齢を重ねると黙っていてもシミが増えるし、クリニックでシミを消しても再発のリスクは否めません。だから、たとえ化粧品でシミを消すことは難しくても、ノイズの少ない肌を求めるなら、予防とアフターケアの意味で日々のブライトニングケアを続けるべきだと思います」(貴子先生)。
日本形成外科学会専門医。日本皮膚科学会会員。帝京大学医学部卒業後、京都大学附属病院形成外科勤務などを経て、2012年より現職。一人ひとりの肌と向き合い、原因を探りながら最適な方法でトラブルやエイジング悩みを解消。最新コスメにも詳しく、研究開発から処方まで深掘りして実力を見極めるスペシャリスト。