春は新生活の始まる季節。新しい環境で初対面となる人との出会いが数多く訪れる。そんな初見の相手に好印象を香りでもたらすなら、どんな香調のものを選べばいいのか。香水通の間で、この人に香りを選んでもらいたいと絶大な支持を集める「ドルセー」の宮岸 涼ストアマネージャーに話を伺った。
初対面で好印象をもたらす香りとは?
香りの印象は記憶と結びつきやすいので、好印象にも悪印象にもなるもの。そこで初めましての以下のシーンに合わせた香り選びを宮岸さんにアドバイスいただいた。
① ほぼ全方位に好感度の高い香り…
ゼラニウムやローズなどハーバル感のある軽やかで爽やかな香り。
② ビジネスシーンで使える香り…
シャープな柑橘系や若々しさが前面に出やすいソーピーな香りを避け、重たくなりすぎない落ち着きのあるウッディノートを。
③ 食事の場での香り…
匂いが強くないライラックや水仙など、柔らかなフローラルノートを内腿や背中につけるのがおすすめ。
④ 気になる相手との初デートなら?…
「何をつけているの?」と聞かれるようなニッチラグジュアリーな香り
⑤ 個性を演出しながら、好感度の高い香り…
服のコーディネートを完成させた後、見えないアクセサリーとして服の邪魔をせずに全体を包み込むような香り。あるいは服や性格とは真逆の、ギャップを演出できる香り
以下、宮岸さんのアドバイスと共に、編集部でセレクトしたフレグランスをご紹介。
全方位に好感度が高いのは、生活圏の延長にある香り
ビジネスシーンでは信頼感を醸すウッディノートを
デートには「何をつけているの?」と聞かれる香りを
会食にはアルコールで拡散させない、柔らかな花の香りの水性香水
人と被りにくいニッチラグジュアリーな香りで、個性を演出
宮岸さん曰く、フレグランスを選ぶ際は好みの香りの系統に捕らわれず、何の目的でその香りを使うのかを主眼にすると、選びやすいそう。新しいフレグランスを探す際は、同じ香調の中からちょっと印象を変えたいのか、それともジャンルごと新しいものに挑戦したいのかなどを考えて、少しずつフレグランスワードローブを増やしてみて。
香水好きが高じて、他業種からフレグランス業界へ。大手フレグランスメゾンで経験を重ね、2022年にドルセーに入社。現在はドルセー青山本店でストアマネージャーを務める。他ブランドも含めて豊富な香水知識を軸に、豊富な語彙力でその人の個性や装いに合わせたフレグランスのセレクトに定評がある。
ビューティエディターとして長年、数々のフレグランス企画を担当。一昨年よりフレグランス専門知識を学べる教育機関、サンキエムソンスが手がけるフレグランスの専門知識を学ぶレッスンを受講。2025年11月日本パフューマリー協会認定のパフューマリー アドバイザーの資格を取得した。




