小田切ヒロの解体美書 第3回 ― 素肌力を上げる2品! ―

(右)過酷な環境が取り巻く肌の外的ダメージをニュートラルな状態にリセットする、洗い流すタイプのクレイマスク。

EDOBIO ラディアンスブースターマスク(70g)¥5,500/GEウェルネス

(左)厳選された高麗人参のオイルと植物由来のオイルを黄金比でブレンドしたエイジングケアオイル。

BENIレッドジンセンヘリテージオイル(30㎖)¥9,900/BONOTOX Japan

ベースメイクいらずの肌が爆誕しちゃう!

ヒロ マスクをして生活するのが当たり前になったニューノーマル時代。ベースメイクをきっちりするとマスクへの色移りやヨレが気になるから、どれだけミニマルに美しい肌に仕上げるかが重要になりましたよね。そこで大事になってくるのが自分自身の素肌力。肌そのものがキレイだとほんの少しカバーしてあげるだけで様になるから、今こそスキンケアを見直すタイミングだと思うの。

――なるほど。そんなときに、何から取り入れたらいいのですか?

ヒロ 今月はふたつあります。どちらか片方でもいいけど、用途がまったく異なるから、僕としてはWで投入してほしいんですよね。まずひとつ目がBONOTOXの「BENI レッドジンセンヘリテージオイル」。BONOTOXはサイエンス×テクノロジーを巧みに融合するのが得意なブランドで、このたび高麗人参エキスを配合したオイル美容液を開発しました。その高麗人参は、産地として名高い韓国・開城でも老舗中の老舗、韓松精(ハンソンジョン)のもの。ミネラルたっぷりの良質な土壌で21年3カ月かけて採取した“6年根”の高麗人参から抽出した高麗人参幹細胞由来培養液と最新テクノロジーを融合。あらゆるエイジングサインにアタックしてくれるアイテムを完成させたというわけ。オイルなのにサラッサラでなじませただけでもう、肌の底からパーンよ! 手に1スポイト分出してハンドプレスでじっくり浸透させるだけでベースメイクがいらないくらい肌の印象が見違えるの。リュクスな香りもアゲ。しかもこの真紅のボトル、リユース可能なガラスでできてます。こういうところも最先端ですね。デイリーのお手入れにはこの美容液を取り入れてもらうとして、もうひとつ使ってみてほしいのがEDOBIOの「ラディアンスブースターマスク」。

――おお、緑! クレイですか?

ヒロ そうそう。江戸時代より前から伝わるスーパーフード、酒粕の栄養素と独自の乳酸菌を掛け合わせて名品を世に送り出しているブランドEDOBIOよ。洗い流すタイプのマスクなんだけど、オフしたあとの透明感が半端じゃない。ミネラルたっぷりの海泥と沖縄のお塩による皮脂吸着効果で肌の汚れを取り去りながらトーンアップをかなえてくれる優れものなんですよ。今僕たちの肌を取り巻く環境って、紫外線はもちろん、ウイルスとかブルーライトとか、ものすごく過酷。健やかで美しい肌でいたいなら、定期的にリセットすることが大切なんです!

――これは塗って、放置して、洗い流すだけでいいんですか?

ヒロ はい。できたら朝の洗顔後に10分間じっくり浸透させたあと洗い流してみてほしい。驚くほど肌がクリアになるから。その流れでBONOTOXのオイルを浸透させたら正直ファンデーションなんていらないってくらい調子のいい肌が爆誕しちゃう。ふたつ買ったらそれなりのお値段にはなるけど、ベースメイク代が浮くと思ったらあなたのビューティ予算、余裕でこっちに回せると思わない?

小田切ヒロ
ヘアメイクアップアーティスト。ラ・ドンナ所属。圧倒的なセンスとコスメティクスへの審美眼、オリジナリティあふれるテクニックで大人気。YouTubeチャンネル「HIRO BEAUTY CHANNEL」はトレンドを刷新する提案で人気沸騰中。夏に向けてボディデザイン熱がヒートアップ。自らの理想形に到達すべく邁進している。

SOURCE:SPUR2021年6月号「小田切ヒロの解体美書」
interview & text: Rina Ishibashi illustration: Shuji Kobayashi

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