2022.07.09

気高い肌づくりのお作法、教えてあげる♡【小田切ヒロのそうよ〜キレイは作れる!】

ヒロ 私の中でベースメイクはトレンドを映す鏡。ファッション感度の高いSPUR読者のみなさんには、季節ごとに肌を着替えてほしいし、常に最先端の肌で過ごしていただきたいの。

――今シーズン目指すべきなのはズバリ、どんな肌なんですか?

ヒロ なんといってもエフォートレスなサラツヤ肌よ。こなれ感があるのはもちろん、マスクをしていてもキレイなまま過ごせるところが素晴らしいの。

――そんな肌がつくれたら理想だけど、汗や皮脂の量が増えるとテカったりヨレたりもう大変。とても手が届きそうな気がしません……。

ヒロ ご安心ください。ネスの「プライマー スフィア」さえ味方につければそんなお悩みは解決。伸び縮みする特殊なジェル状の透明下地なんだけど、スキンケアでチャージしたうるおいを肌の内側に閉じ込めながら表面をさらっとフラットに整えるスグレモノなの。汗や皮脂が出ても、テカリじゃなくて上質なツヤに仕立ててくれるから、是が非でもベースメイクに仕込んでほしいわ。塗り方も簡単で、ワンプッシュ出したら、頰やTゾーンのテカりやすい部分に指でくるくるなじませるだけで完了。汗や皮脂をばっちりコントロールしてくれます。

――素敵!せっかくの機会なので、この下地と相性のいいファンデーションも教えていただけませんか?

ヒロ 今季はコスメデコルテの「ゼン ウェア フルイド」が私の中で優勝よ。ツヤとマットのちょうど中間の質感で、まさにサラツヤ肌になれるの。ストレッチ効果が高いから、表情筋に寄り添って素肌そのものが美しくなったような印象に仕上げるところも買い。お粉を重ねなくても理想の肌に近づける手軽さもいいの。ベースメイクって重ねるほどに崩れやすくなるから、できるだけミニマムにつくりたい。その気持ちにもきちんとこたえてくれるの。

――塗り方のポイントは?

ヒロ 崩れる余地をつくらないために薄くなじませたいから、量は小パール一粒分くらいがベスト。顔の内側から外側に向かって、スタンプを押すみたいに指でポンポンのせていくのを推奨。こうすることでフィット力が上がってさらにムラになりにくくなるの。

――とはいえ、気温の高い日はメイクアップがヨレてしまいそうで心配です。

ヒロ そんなときは、じゃーん!エルメスのあぶらとり紙「プラン エア パピエ ドゥ ソワ」に頼りましょ。見てください。一枚一枚に透かし文字で「H」のロゴが入ってるの、わかります? もうこの時点でテンションアゲ。使い心地も素晴らしくて、皮脂やテカリが気になる部分をやさしくポンポンとタッピングするだけでメイクアップしたての肌にリセットできちゃう。それに、エレガントなパッケージが化粧直しする姿すら画にしてくれるわ。ポーチに忍ばせておけば、いつでも気高い肌で過ごせるわよ!

今月のいいよ〜♥

1 肌をフラットに整えるジェル状の下地。
ネス プライマー スフィア(28g)¥4,950/UGONESS

2 キメが整う。
ゼン ウェア フルイド(30㎖)SPF 25・PA++ 全18色¥6,600/コスメデコルテ

3 リュクスなあぶらとり紙。
エルメス プラン エア パピエ ドゥ ソワ(100枚入り)¥5,280/エルメスジャポン

HIRO ODAGIRI
ヘアメイクアップアーティスト。nous主宰。圧倒的なセンス、テクニック、ユーモアの持ち主。YouTube「HIRO BEAUTY CHANNEL」も人気。酵素風呂にハマってからデトックスがスムースになって、コンディション上昇中。

SOURCE:SPUR 2022年8月号「小田切ヒロのそうよ〜キレイは作れる!」
interview & text: Rina Ishibashi illustration: Shuji Kobayashi photography (Hermès): ©Studio des fleurs

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