ヒロ SPURガールちゃんたち、秋を先駆けるまなざし、欲しくないですか?
——欲しいです! 新作のアイライナーやアイシャドウをチェックしていたらどれもおしゃれで、目もとを秋っぽくアップデートしたいと思ってました。
ヒロ やっぱりそのタイミングよね。というわけで今回は、ワタクシ的、新シーズンに、これさえマスターしておけば! なアイメイクをご提案したいと思います。それはズバリ、涙袋メイクなの。
——え! あのギャルの代名詞の!?
ヒロ そうよ〜! と思いきや、今から提案するのはもちろん、モードなテンション。いわゆる涙袋をぷっくりツヤツヤにするメイクアップとはひと味もふた味も違う、アンダーアイ・メイクアップなの。とにもかくにも、今は涙袋を中心に盛った人が吸引力を手にすると思うんです。早速、進めていきましょう。
まずは位置を把握するところから。もともと涙袋がくっきりある方はそれを活かすとして、そうでない方は、このページのイラストでワタクシがしている手の動きに注目。小鼻の少し上くらいの位置に人さし指をのせて、肌をキュッと持ち上げてみてください。こうすると、下まぶたのキワのところがぷくっとするのがわかるかしら? ここが涙袋のゾーン。そしてまず初めに使うのはRMKの「アイディファイニング ペンシル 08」(1)。こちらで涙袋のエッジを黒目幅だけ、なぞってほしいの。最初に黒目の真下にペン先をのせて、左右にフェードアウトさせながら引いていくイメージ。これだけだと印象が強すぎるので、綿棒で上をちょんちょんなじませてみてください。
——グレイッシュトーンの影色でまずは涙袋を強調するシルエットをつくるんですね。
ヒロ そうなの。ちなみにアイライナーを黒目幅にしか引かないのは、目尻や目頭のシワの存在感をミュートにするためなの。こんなところまで計算ずく。そしてアディクションの「ザ アイシャドウ パレット + Suntan Camel」(2)の左上のシルバーを下まぶたのキワから1で引いたアイラインの間にサーッとなじませてあげると、下まぶたに立体感が宿りますでしょ? このシルバーは透け感が軽やか。アイラインのトーンともマッチして、素敵でしょ?
そして、アンダーアイ・メイクアップの仕上げにふさわしいのは、こちらもアディクションの「ザ マスカラ カラーニュアンス WP Matcha Blink」(3)。この浅黄色っぽいグリーンのマスカラが今個人的にすごくグッときていて。これを下まつ毛だけに塗っていきます。全体にバーッと塗っちゃってください。カラーアイテムを投入して攻めのスタンスも見せていくのがファッショニスタの使命よ。
——まさにファ美ュラスなまなざし。上まぶたはノータッチでいいんですか?
ヒロ レスを推奨したい気持ちはあるけれど、デイリーにはほんのりニュアンスをつけておけたら安心よね。2のアイパレットの右上のオレンジベージュを上まぶたにさっと広げておくといいかも。
——目もとがより印象的になりました!
ヒロ いいじゃない! それからね、このメイクアップのいいところは中顔面がキュッと短縮した錯覚を狙えるところなの。上唇をオーバーめにリップを塗れば、よりいっそう、小顔効果が絶大。私のYouTubeの収録でもヘビロテしているテクニックでございます。
——映えるの、確定じゃないですか!
ヒロ す〜ごいでしょ? アンダーアイ・メイクアップの色合わせは、ホントのところは自由でいいの。縛られないで、あなたなりの盛り方を楽しんでみてね。