2023.01.09

立体感ベースメイクで冬ファッションをブラッシュアップ【小田切ヒロのそうよ〜キレイは作れる！】

ヒロ　皆さ〜ん！ワードローブはすっかり冬になったと思うんですけれど、肌の模様替えは完了してますか？

――はい。乾燥に備えて保湿力の高いアイテムにチェンジしました！

ヒロ　それも大事だけど、それだけじゃダメ。冬の肌には立体感がマストよ。なぜって、この時季はアウターやローゲージのニットみたいに、ボリュームのあるシルエットのお洋服が増えるでしょ。その上、ファッション感度の高いＳＰＵＲガールたちはデコラティブなトップスにも果敢に挑むじゃない。となれば、肌にもファッションに負けない立体感を仕込むのがミッションよ。

――納得しました。コントゥワリング的なお話になってきますか？

ヒロ　いいえ、事はもっとシンプルよ。クリームファンデーションのツヤ感とフェイスパウダーのサラサラ感、二つのコントラストで立体感を演出してあげればいいだけの話。それでは早速メイクアップのレクチャーをするわね。どんなにファンデーションが素晴らしくても大人の肌には多少なりとも〝難〟があるので、まず最初にポーラの「ディエムクルールカラーブレンドパウダーコンシーラー」（1）で肌トラブルをカバーしていきます。この渦巻き、使うのが難しそうに見えるかもしれないけど、要はカラーパレットなの。適材適所なのせ方をすることで肌というキャンバスが整うわ。たとえば、小鼻の赤みにはオレンジ＋グリーン（a）、くすみがちな口角にはオレンジ（b）、クマにはオレンジ＋イエロー（c）、血色を仕込みたい頰にはオレンジ＋イエロー＋ピンク（d）みたいな感じ。

――肌の色ムラが気になる部分だけピンポイントで補正していくんですね。

ヒロ　そうよ〜！肌色が補正できたら本日の主役・ポール＆ジョーの「フォンダンクリームファンデーション」（2）のお出まし。ファーストタッチの瞬間、肌の内側からオーラが湧き出たようなツヤ肌になるの、わかる？　美容液成分がたっぷりでつけ心地も至福なのよね。スパチュラでパール一粒大を手の甲に出したら、顔の内側から外側に向けてスーッとのばしていくの。ちなみに、輪郭に向けてフェードアウトさせていくことで皆さん大好物の抜け感も出るわ。そして仕上げが肝心。今回はトーンアップ系の下地を塗っていない分、繊細なパールを配合したラベンダーピンクのルースパウダー（3）で透明感を出していきたいと思います。パフを折って、ごく少量を超ソフトタッチでポイント的に重ねていくのがポイント。まず小鼻に優しくトントンして、その残りでＴゾーンを押さえるの。最後にフェイスラインはパフを広げてスーッとすべらせたら、フィニッシュ。はい、引きでご覧ください。このパウダーを重ねた部分が自然と引き締まって見えるから、立体感が爆誕！肌の印象が洗練されると冬のコーディネートがブラッシュアップされることがわかったでしょ？