ヒロ 2026年もよろしくお願いします。新年最初にお届けするのはリップメイクアップの最旬事情。いつだって視線を集める唇は〝おしゃべり〟と同じくらいその人を物語る饒舌なパーツ。だからこそ、インテンスに仕上げてしゃれ感を見せつけなくっちゃ。
——おっしゃる通りです。この春はどんなリップがトレンドになりそうですか?
ヒロ 今ちょうど春の新色がズラリと舞い降りているシーズンなので、いろんなカラーや質感に目移りしちゃうと思うんですけど、だからこそ推したいのが原点回帰のヌードピンク系。SPURガールの皆さんは可愛さよりカッコよさを重視なさる傾向があるから、リップのチョイスからピンクを下げがちじゃない?
——確かに。甘さを引きたくて、気がついたらブラウン系とかマットみたいな攻めたカラーを選んでしまいます。
ヒロ キャッチーなカラーや質感はもちろん素敵だから、そのチョイスもOK。でも、ヌードピンクを決してコンサバじゃなく、平成リバイバルなムードでエンジョイするのが今すごく新鮮。ナオミ・キャンベルみたいなイメージよ!
——リップライナーで唇を大胆に縁取って、リップカラーのコントラストを主張させるイメージでしょうか?
ヒロ そうよ〜! わかってるじゃない。’90sぽくてすっごくクールなの。
——リップライナーを主張させたメイクアップはコレクションのランウェイでもよく目にして気になっていました。でも、そもそも普段は一本で仕上げることが多いのでどんなリップライナーをチョイスしたらいいのかわからなくて。ヒロさんのイチ押しのアイテムはありますか?
ヒロ 今はM・A・Cの「リップグレイザー マラケシュ」(1)に夢中。ちょっと深めのオレンジブラウンのリップライナーなんですけど、グロウ質感で唇をボリュームアップ。印象的でありながらもなじんでリアルな立体感を授けてくれるところが秀逸なんです。こちらはルックの主役にしたいから、ここではリップメイクの仕上げに塗るのが鉄則。まさにマストハブな一本。メイクアップのステップとしては、ヌードピンク系のリップスティックをスマッジさせながら唇全体に塗り終わったら、このライナーで唇の輪郭を縁取っていただきたいの。このとき、口角の部分だけ上下どちらもちょっと抜いてあげるのがポイント。こうするとグラデーションぽくなって、唇のシルエットがセクシーに映って素敵なんですよ。
——ヌードピンク系のリップスティックは、おすすめありますか?
ヒロ ワタクシ中のトップ3をご紹介いたします。まずはトム フォード ビューティの「FUCKING ファビュラス リップ F5 ローズ」(2)。これはもうネーミングが攻めてて最高。ローズなんですけどグッと深みがあるから、シックにモードにカッコよくしたい日に投入してほしい一本となっております。続きまして、ディオールの「ルージュ ディオール オン ステージ 120」(3)。こちらはディオールのアイコニックなカラー。クリーミーな質感でツヤも素晴らしいの。フェミニンな要素が欲しい日にまといたいローズピンクです。そしてラストを飾るのが、シャネルの「ルージュ アリュール ヴェルヴェット 76」(4)。先日、SPURでHANAの皆さんをメイクアップさせていただいた際にも似た色を使用したんですけど、私の中のクワイエットフェミニンカラー。ルミナスマットな質感が絶妙でスタイリッシュなんです。さあ、思い思いのインテンスリップを楽しんで!