ヒロ まもなく冬を迎えようとしているこの季節。ベースメイクは見直した?
——欲しい洋服がたくさんあるし、メイクアップはカラーアイテムに目がいってしまって、予算的にも正直、後回しになっているかも……。
ヒロ それはナンセンス。ベースメイクがお古のままじゃ、最新のワードローブも台無しよ! お気に入りのスタイリングをよりおしゃれに着こなすためにも、お肌の印象をアップデートしなくっちゃ。それに、日差しや気温の変化など、お肌を取り巻く環境も季節によって変化するわけでしょ。寒さが深刻になっていくこれからの季節を見据えた上で、アイテムもチェンジしなくっちゃ!
——納得しかないです。秋はどんな肌がトレンドか単刀直入に教えてください。
ヒロ もちろん、そのつもり。いいですか、皆さん。この秋はエフォートレスなグロウスキン、一択です。リュクスなツヤがありながら抜け感があって、ちゃんと仕立てられた高貴な肌とでも言えばわかりやすいかしら? そしてその肌は、ファンデーションではなくプライマーを主役に組み立てることが重要。というわけで今月のヒロインはSUQQUの「ザ プライマー」(1)。こちら3色・4種の多彩なパールがふっくら透明感のあるハリとツヤ感を演出してくれる今シーズン最もホットなアイテムよ! しかも、存在感がありながらナチュラルに仕上がるあんばいもいいんです。これをワンプッシュ取り出しておでこ、頰、鼻、あごに5点置きしたら、内側から外側に向かって手でファーッと広げていくの。輪郭に向かってフェードアウトさせるのが重要。ここまでできたら、ロージーローザのダイヤ型のスポンジ(2)でフィックスします。軽快にトントンとタッピング。密着させていきます。
——もうグロウ感、出てきてますね。
ヒロ そうよ〜! でも大人はやっぱりもう少しカバーしたいのが本音だと思うので、ファンデーションを重ねていきます。おすすめはやっぱりグロウ感が素敵なシュウ ウエムラの「アンリミテッド ケア ツヤ セラム ファンデーション」(3)なんですけど、これは真面目に塗らないのがポイント。ごく少量をコンシーラーのような感覚で頰やおでこ、色ムラが気になる部分に薄く重ねていきます。
——ちなみに、いつもならここまででよさそうなのですが、今、ニキビができておりまして……これって隠せますか?
ヒロ もちろん。そういうピンポイントのトラブルはベアミネラルの「ベアプロ 16HR オールオーバー コンシーラー」(4)で帳消しにしちゃいましょう。小指の先にチョンとつけて、気になる部分にのせたら、そのまま30秒キープ。これでコンシーラーが固まるから、塗った部分のフレームを小指でトントンとぼかしてちょうだい。このテクニックは凹凸のカバーにも使えるから、この機会に覚えておくとめちゃくちゃ便利!
——頭の中に深く刻んでおきます。
ヒロ コンシーラーのあとは、フェイスパウダーでカバー力をダメ押し。ここではプチプラだけど優秀なエテュセの「スキンケアパウダー(プレスト)」(5)をレコメンドしちゃいます。チークブラシにパウダーをとって、手の甲で軽くはたいたら、コンシーラーをのせた部分にささっと重ねて。ブラシに残った分を皮脂が出やすいTゾーンや小鼻にだけ重ねたら完成。こうすることで立体感も演出できるの。お粉は顔全体に重ねると抜け感がキープできなくなるからグッとこらえて。人生と同じで、化粧もときには我慢が肝心!