頰のブラーリングで下半顔に高揚感を演出。 あなたの表情にモードが咲き誇る!
ヒロ 早速ですが、今回は前号の予告通り、今シーズンのキーワードでもある“高揚感ブラッシュ”のHow toをお届けしたいと思います。今この瞬間、モードなSPURガールの皆さんの中には「コンサバっぽくてちょっと苦手かも……」と感じた方がきっといらっしゃると思うんです。でも、アイテムの色や質感のチョイス、そして、入れ方に目的意識を持つだけで、たちまち洒落て見えるのでご安心くださいませ。
——ヒロさんにすべてを見透かされているようでドキッとしました(笑)。
ヒロ す〜ごいでしょ? というわけでレッスンスタート。この春は長めのバングがトレンドだから、それに連動して目もとに重さが出るんです。だからチークの存在感がポイント。
そして、上半顔に重さがくる分、頰の高い部分はチークを入れないのが新鮮よ。こうして抜け感をつくったうえで、いつもより下めのポジションに入れてあげると軽やかな高揚感が湧き出るような顔立ちをかなえることができるの。
——ちなみに下めの位置って具体的にはどのあたりですか?
ヒロ チークボーンのトップから斜め下に向かってに広げていくイメージがいいと思うわ。そして先月のコントロールカラー同様、チークも重ね使いがマスト。ベースメイクで肌を整えたあと、最初に使っていただきたいのが、M・A・Cの「パウダー キス + チーク ムース ベルベット eディ」(1)。
ニュアンスのあるくすみピンクなんですけど、こちらを指で頰にバーッとラフに広げていきます。ブラー質感だから、肌がじゅわっ、ぽわっとした印象になるの。毛穴や小ジワもナチュラルにぼかせていいでしょ。これだけでも十分素敵なんだけど、チークをメイクの主役としてさらに立たせるべく、パウダーチークもひとはけしちゃいましょう。ちなみに、最終的な仕上がりをイメージして、ここであえて色を沈めているんです。全部、計算♡
——どんなカラーを重ねるんですか?
ヒロ NARSの「ブラッシュ N 905」(2)です。こちらはSEX FANTASYとネーミングされた桜ピンク。可愛いでしょ。これをとにかくふわっとフォギーな感じに重ねていきたくて、もう1テクニック披露しちゃいます。同じくNARSの「ライトリフレクティングセッティングパウダー プレスト N 05555 」(3)を2とミックスしてレイヤードしていきたいの。3は光を反射してくれるけどノンパール。チークに混ぜるとほどよく薄づきになるうえに肌の表層がフラットに見えるところが素晴らしい。
この2種類をチークブラシにサッと取って、手の甲でトントンと払います。極力薄づきにするために、ブラシの中でブレンドしながら粉の量を調整してから、1を仕込んだところより少し広めになるよう意識して、ふわっと重ねていって。
——1のくすみピンクが透けて、グラデーションみたいになりますね。
ヒロ それが狙いだったの。レイヤードしているのに透け感もあるから、肌のノイズも少し感じる。その雑味がファッションでもあると思うんです。
——ですね。この春はコレクションでもカラフルな配色が生き返ってきている印象があって。チークがこのくらい立ってくると、ファッションともグッドバランス。採用決定案件!
ヒロ 素敵〜! あなたが歩く道がすべてランウェイになっちゃうわね。