——大人になるにつれ、顔って少なからず間延びしてくるじゃないですか。ぼんやり気にしていたら、SNSで“中顔面短縮メイク”というワードをよく目にするようになって、ますます気になってしまって。モード感をキープしながら顔つきをコンパクトに見せる、SPURガールのための中顔面短縮メイクアップテクニックを伝授していただけますでしょうか?
ヒロ もちろんよ〜! 顔の印象をキュッと見せるためには結局ハイ&ローが大切なんです。つまり、光と影をコントロールしなくてはならないんですが、そこはなんとな〜く皆さんの中にも知識としてあると思うの。ハードルが高そうに感じるかもしれないんですけど、実はふたつのポイントさえ押さえれば誰でも簡単。抜け感たっぷりの中顔面短縮メイクアップレッスン、早速スタートするわよ。
——ポイント1からお願いします。
ヒロ まずは涙袋を描いていきます。目の下にいい意味で幅ができることで、頰の縦幅がキュッと縮んだような錯覚を起こすことができるの。といってもいわゆるアイドルみたいなものはナンセンス。“涙袋っぽい”仕上がりがベスト。
というわけで、最初に使うのはTHREEの「ディメンショナル シェイディングワンド」(1)。トープカラーの練り系ローライトになります。これを指にとって、下まぶたの黒目の内側から目尻にかけてスーッとなじませていくの。
——目頭から黒目の内側の部分は塗らずに空けておいていいんですか?
ヒロ そうよ〜! そこは潔く抜いてちょうだい。なぜなら、大人にとってはクマが出やすいデンジャラスゾーン。そこまで広げてしまうと、ただの“寝不足クマ子”さんになってしまうので要注意。クマが特に気になる方は、目頭の下の影はベースメイクのときにコンシーラーでカバーしておくといいかも。
そしてお次に登場するのがM・A・Cの「スキンフィニッシュ ライトストラック リキッド ハイライター ライトスカペード」(2)。こちらはシアーなリキッドタイプのハイライトなんですけど、小指の腹に少しだけちょんと出して、手の甲でいったんなじませてから先ほど1を塗ったところの上にささっと重ねて。同範囲でOK! こんなふうにローライトとハイライトをずらしてレイヤードすることで、光の加減によって影になったり光になったり、自然な立体感が生まれて頰がのっぺり見えなくなるというわけ。計算ずくよ!
ちなみに1と2をあともう少しだけ活躍させていきたいと思います。鼻にも使っちゃうの。1を鼻の穴を囲んでいる皮膚にスーッとなでるようにもなじませて、鼻先に2をチョンチョン。鼻の先がキュッて高く見えて、頰の間延び感をやわらげてくれるの。わかる?
——わかります! なんだか鼻筋が通って美人度が上がった気さえします。
ヒロ いいじゃない。さ、畳み掛けるわよ。ポイント2はチーク。ヘルシーなオレンジ系のリキッド、M・A・Cの「ストロボ ビーム リキッド ブラッシュ ラバライト」(3)を鼻根のサイドの頰の内側に小さくトントントンとなじませていきます。幅でいうと鼻筋の脇から黒目の外側までくらい、本当に小範囲だけでいいの。こうすると正面から見たとき顔の中心にキレイな血色感と立体感が生まれて中顔面の存在感がますます薄れるでしょ?
——あくまでナチュラルになんとなくコンパクトな顔つきになれた気がします。
ヒロ 目指すべきゴールはまさにそこ。中顔面を短縮したい瞬間でさえ、いつも心にエフォートレスを掲げなさい♡