小田切ヒロさんの回答
旬の4パターンをジュエリー感覚でつけこなせば、毎日トレンド眉
――ヒロさんご自身も最近薄眉へのバイブスが高めと聞いたのですが……。
小田切ヒロ(以下ヒロ) そりゃそうでしょ。このところ眉の存在感を全部消したり、カラーレス、もしくはアイブロウマスカラでブリーチっぽくするメイクアップがフィーチャーされているけど、実はその予兆って結構前からあったの。私もいろんなところでお伝えしていましたし。だから、その動きをキャッチしていれば、何も不思議なことじゃないと思うんです。でも、少し前までブームだった太眉が定番となっていた人にとっては寝耳に水。質問をお寄せくださった方がまさに後者ね。
――眉は時代を象徴するパーツなので最新のシェイプや色についていかないと、「いにしえ顔」になりそうで恐怖です。
ヒロ そうよ〜! とにもかくにも、太くて濃い眉はご卒業ください。そして、ファッションに合わせてアクセサリーを選ぶように眉も着替えていただきたいの。眉はジュエリー感覚でメイクアップするべき大事なパーツなのよ!というわけで、SPURガールの皆さんの〝ジュエリーボックス〟にセットしてほしい4つのトレンド眉をご紹介していきたいと思います。
それはフェザー、スキニー、カラー、カラーレスの4つ。ホントはコンシーラーで存在感を全消しする〝眉なし〟もオススメなんですが、難易度がトリプルAなのでここでは割愛しておきます。
では、フェザーブロウの解説からいくわよ。まず、お手持ちのアイブロウパウダーをスポンジで逆毛になるようにサーッとなじませて。その上にアディクションの「アイブロウマスカラ マイクロ シェイプ フィクサー」(1)を重ねます。眉毛を下から上に持ち上げるように、根元からすくいあげてください。直角に上げると毛の重さで斜め45度のシェイプになってちょうどいいの。
――羽根のように軽い抜け感が爆誕。
ヒロ いいでしょ? どんどんいくわよ。お次はスキニーブロウ。ここではセザンヌの「超細芯アイブロウ 07」(2)が大活躍。元から毛が薄めの人は、その細さをガイドラインに一本一本描き足して。
――太い人はどうしたらいいですか?
ヒロ スクリューブラシにヘアスプレーをひと吹きして、眉の上辺を下、下辺を上に持ち上げて、真ん中に集めるの。そうするとスーッと細くならない?
――びっくりするくらい細くなりました。
ヒロ それでも気になる部分は固形のコンシーラーで存在感を消してください。三つ目はカラー眉。ここではケイトの「デザイニングアイブロウ3D(デュアルカラー) EX–6」(3)のピンクをレコメンド。濃いピンクと濃いブラウンの2色をミックスして全体にのせるか、ブラウンでシェイプを整えたあとに濃いピンクを重ねてもOK。ここでもなるべく細さを意識するのが2023年流よ!
ラストはカラーレス。これはブリーチしたみたいに明るい眉のことなんですけど、ここで取り入れたいのがエレガンスの「フロッキー アイブロウ マスカラ WN50」(4)。フィルムタイプならではのエアリーな質感になるところも今っぽいんですよね。コンシーラーとライトブラウンのアイブロウパウダーをブレンドして、スクリューブラシで眉全体になじませます。これで眉の色素が抜けてふわっとするの。その上に(3)のピンクをバーッと重ねると、色が飛びながらも血色感を宿した、体温を感じるブリーチ毛っぽくなっていいでしょ? ワードローブが一気に増えた眉をどう着替えるかが、あなたの腕の見せどころ。