ヒロ ファッションシーンはすっかりスプリングモード。SPURガールの皆さまのことですから、クローゼットはすっかり春めいてきていると思いますが、肌のスタンバイのほうはいかがですか?
——この冬は乾燥が深刻だったこともあってか絶不調というほどでもないですが、モヤがかかっているようなくすみ感があっていまいち自信が持てません。
ヒロ それは大変! 今季はツヤ肌が注目されているでしょ。ハイライトでつくるパールグロウスキンベースが大本命なんですが、そんなパールのように輝く肌をメイクアップでかなえるためには、まず素肌自体を整えるのがマスト。肌自体をきれいにすることがスタイルにも直結してくるというわけ。今回はそんな春のフレッシュな肌を構築するためのスキンケアをご紹介していきます。
——すぐに肌のテコ入れに取り掛かりたいので、具体策を授けてください!
ヒロ 私がコンシェルジュになれば、鬼に金棒よ。ちょっとコストは背伸びしていただくことになるかもしれないですが、レイヤードが必要。今からお届けする4つのステップをしっかり踏んでください。まずはランコムの「ジェニフィック アルティメ セラム」(1)からスタート。こちらは最新鋭のエイジングケア成分を配合。肌の美しさの土台を固めてくれる先行美容液となっております。ファッションにたとえるならアウターの存在感を一変させてくれるハイスペックなインナーといったところでしょうか。こちらを手のひらに1スポイト押し切って、両手で温めてから顔全体になじませていってください。いついかなるときもこすらず、じっくり押し込んでくださいね。
——はい、コンシェルジュ!
ヒロ よろしい。次はオバジの「オバジC クリアアドバンスドローション」(2)をなじませていきます。こちらはドラッグストアでも購入できる親しみやすいアイテムなんですが、製薬会社の叡智が詰まったビタミンC×オリジナル保湿成分配合の化粧水となっております。とろみがあって乾いた肌をもっちりとした感触に導くうえに、浸透力がよく透明感アップを狙えるところが素晴らしい。こちらもハンドプレスでじっくりなじませて。ちなみにオバジのスキンケアは私の中で良質な白Tシャツのポジション。リピートしやすいプライスでありながら、一番頼れる定番アイテムが揃うブランドだと思っているんです。
——なるほど。スキンケアにも抜け感とこなれ感が大切ということですね!
ヒロ そうよ〜! そして3ステップ目は私の春の大本命、HAKUの「メラノフォーカスIV」(3)でございます。未来のシミ予防を期待できるテクノロジーもさることながら、肌そのものがまるで磨かれたパールのように思える使用感にゾッコン。肌全体が均一な光で包み込まれたよう。こちらは、イラストのように顔に5点置きして、内側から外側に向かって顔全体に広げていくのがおすすめ。手に残った分は再度押し込むように重ねて。
——そして、最後はUVケアですね。
ヒロ このエリクシールの「デーケアレボリューション ブライトニング + ba」(4)は乳液、UVケア、ブライトニングケア、化粧下地がオールインワンになっているの。軽やかで白浮きしないし、このあとすぐにベースメイクに移れて厚塗り感が出ないところも優秀。耳の裏まできちんと塗れば、ヘアをアップしたときの顔印象も映えます。この4ステップを取り入れれば、春の街が、たちまちランウェイに変わるわ。楽し〝美〟ですね♡