ヒロ 今回はいきなりファイナルアンサーをつきつけちゃうんですけれども、おしゃれなSPUR読者がこの秋するべき眉色はずばり〝青み〟なんです。
――ヒロさん、去年はパープルを推してらっしゃいましたよね?
ヒロ そうよ〜! もうあれから1年。いつまでも足踏みしていないで、さらに最先端を目指さなきゃ。
――青み推しな理由を教えてください。
ヒロ 秋から冬ってニットやジャケットが台頭してきて、ファッションの質感が重めになっていくじゃない? そこに青みの眉を入れると表情がクールダウンしてめちゃめちゃこなれると思うんです! 青みってブルーグレーっぽいものからグリーン系まで幅があるからそこはお好みで選んでいただいていいんですけど、アタシが最近ヘビロテしてるのはアディクションの「ザ アイシャドウ マット」の〝Avocado〟という色。色名そのままのグリーンを眉に差すのがブームよ。
――どんなふうに差すんですか?
ヒロ ハウツーは結構カジュアルでいいの。まず手持ちのブラウンを眉全体にブラシでバーッとのせるじゃない?そうしたら今度は眉全体になんとなく散らばるように、ブラシの先端で青みをまばらに点置きしていくんです。あえてチョンと置いてそのままブラシでシュシュッとぼかすと青みのニュアンスが浮かんでカラーリングしながら抜け感アップも狙えちゃうんですよね〜。
――ものすごくラフで簡単! 眉のシェイプのトレンドも知りたいです!
ヒロ 太めが引き続きスタンダードだけど、それ以外はおのおののチョイスでいいと思う。多様性の時代なんだし。でも、毛流れと透明感は意識してほしいんですよね、ってことで仕上げに投入していただきたいのがラカの「ワイルドブロウシェイパー」のクリアタイプ。眉頭から眉尻にささっと重ねていただいたら、眉頭だけ下から上に立ち上げるようにのせるの。フェザーっぽい毛流れと立体感、それに、モダンな透明感が出てイイ感じじゃない?
――ほんとですね。ちなみに青み眉に合うのはどんなメイクアップですか?
ヒロ ヌーディなベージュリップにも合いそうだし、グレイッシュなカラーとも相思相愛よね。でもこの秋はやっぱりモーヴと合わせるのがいいんじゃないかしら。暖色と青みってチグハグになりそうなイメージがあるかもしれないけど、青みの眉をエッセンスにしてモーヴのぬくもり感をトーンダウンすると、一気にトレンドを先駆けする顔つきになれます。センシュアルな中に凛とした意思を感じる表情っていうのかしら。素敵でしょ〜? 眉ってファッションにたとえるとベルトなんですよね。同じワンピースでもベルトを新作に替えただけで突然、印象に新しさが出たりする、あのチェンジ感をもたらしてくれるの。小さな変化を大きな革新につなげて、この秋も自由な気持ちでファッションを謳歌しましょ!
今月のいいよ〜♥
1 マットでディープなアボカドグリーン。高密着で見たままの色が鮮やかに発色。
ザ アイシャドウ 029M Avocado ¥2,200/ADDICTION BEAUTY
2 眉色をキープしながら毛流れを整えてホールドする、クリアタイプ。
ラカ ワイルドブロウシェイパー Strong(10㎖)¥1,540/yep’s 伊勢丹新宿本店