洗練されたモードな佇まいにそっと寄り添うのは、ベージュのリップスティック。今回Rieさんは、ほのかに力強さも感じる一色をセレクト。モデルの清水朱里さんの唇にのせ、彼女の奥からにじみ出る芯の強さを表現した
「プライベートでもメイクアップはよくします。お気に入りのコスメティックスは底が見えるまで使い込むくらい」。そう話すのはモデルの清水朱里さん。「初めて受けたモデルオーディションも、プロにメイクアップをしてもらえるから、という理由がきっかけ(笑)」と、美容への愛を語る。
そんな彼女にRieさんが選んだのはブラウニッシュベージュのリップスティック。「すでにスタイルがあるので、どんな仕上がりでも似合うと思ったんです。なので、最近の気分でもある"唇に重心を置いて眉を控えめにする"というバランスに仕上げました。メインの口もとには、清水さんから感じられる静かな強さを表現したいと思い、血色感のあるベージュを」とRieさん。「口もとに合わせて、目もとは赤み系のプロダクトで仕上げていただきました。私もこういう色遊びをするので、好みを汲み取っていただいた感じがしてうれしかったです」と清水さん。
撮影後は何度も写真をチェックしながらスタッフとコミュニケーションを。長年のキャリアがありながら、フレッシュな気持ちで仕事を楽しむ姿は憧れの女性像そのもの。「常にいろいろなことから学びたいと思っているんです。仕事や育児、習い事などすべてのことから吸収して。去年よりも賢く、素敵な人でありたい。その気持ちがモチベーションのひとつです」(清水さん)
Make-up Tips
リップスティックを唇にじかに当て、輪郭に沿わせながらラフに塗る。口もとが際立つよう、眉は少し描き足す程度で薄めに、チークはレスして。目もとは、赤みのあるアイシャドウとマスカラで血色感をプラス。
今月のMODEL
清水朱里さん
1977年生まれ。モデル。雑誌のモデルオーディションで準グランプリを獲得し中学3年生の頃からキャリアをスタート。コレクションのランウェイ、広告、雑誌等でモデルとして活躍し続けながら、現在は2児の母としての顔も。