【ドリス ヴァン ノッテン】のリップスティックで花弁のような唇に

初夏から秋にかけ、すらりと伸びる茎の上部に、複数の花が咲くブルーサルビア。その花びらは〝唇形花〟と呼ばれ、まさに唇を想起させるフォルムが特徴的だ。聡明さと凛とした空気にのせ、花言葉である〝知恵〟をメイクアップで描き出した

【 今月の花 】ブルーサルビア
【 花言葉 】知恵

「サルビアは英語でSageと呼ばれ、＂賢人＂を意味することから＂知恵＂という花言葉がついたのだとか。その奥ゆかしさや知識の深さを表現したかったので、ブルーサルビアを想起させる青紫色のリップを、王道のサルビアの色である赤の上に重ねづけしました。エッジが光っているかのような立体感のある仕上がりは、マットな質感も相まってリアルな花弁のよう。また、同系色のシアーなアイカラーと散らしたアイラッシュで、花びらとの親和性を高めています」

by Kie

ドリス ヴァン ノッテン リップスティック ／（右）デジタル ヴァイオレット・（左）80 ラテン カーマイン

まず赤で輪郭を縁取り、内側にぼかす。その上にブレンディングブラシを使って青紫色をふわふわと塗り重ね、奥行きと膨らみのある色づきに。細かくカットしたつけまつ毛をランダムにのせることで、複数の花を表現した。