敬意を持って予習し、まつりや文化に深く飛び込む!【新ウェルネス旅 ②】ひとりっPに聞く、バンコク/リオデジャネイロ/スラータニーへの旅

これからのウェルネス旅は、見たことのない景色や異文化に全身でダイブする「アクティブな没入」体験へ。そんなエネルギッシュな時間が心をリセットし、内側から元気を引き出す。観光、ショッピング、アクティビティなどレジャーの枠を超えたローカルと深くふれあう旅でもある。

そこで話を聞いたのは、「ひとりっぷ®」の連載でお馴染みのひとりっPこと福井由美子さん。海外ひとり旅歴25年以上、回数400回超え(全部自腹)の旅バカに、祭りやその土地のカルチャーに没入する3つのおすすめディスティネーションを聞いた。

これからのウェルネス旅は、見たことのない景色や異文化に全身でダイブする「アクティブな没入」体験へ。そんなエネルギッシュな時間が心をリセットし、内側から元気を引き出す。観光、ショッピング、アクティビティなどレジャーの枠を超えたローカルと深くふれあう旅でもある。

そこで話を聞いたのは、「ひとりっぷ®」の連載でお馴染みのひとりっPこと福井由美子さん。海外ひとり旅歴25年以上、回数400回超え(全部自腹)の旅バカに、祭りやその土地のカルチャーに没入する3つのおすすめディスティネーションを聞いた。

「祭りは見るものではなく飛び込むもの! 異文化に没入を」ひとりっP

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「今回の取材を通して、私の旅はそもそも『ウェルネス旅』だったんだと再確認しました。私にとってのウェルネスは、異文化に飛び込み主体的に参加することで、自分自身をアップデートすること。特に祭りへの参加は、積極的に下調べをして向き合うことで得られる充足感が何事にも代えがたく、実はウェルネスとすごく相性がいいと、改めて気づきました」。
熱狂と静寂のなかで自分を更新できる、とっておきの場所をご紹介。

1. タイ・バンコク【カペラバンコク】/タイの歴史ある文化に触れて、マインドを整える「こもりっぷ」

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全室がタイ・バンコクのチャオプラヤー川ビューというラグジュアリーホテル『カペラ バンコク』。「世界のベストホテル2024」で第1位に選ばれ、「アジアのベストホテル50 2024」も獲得。都会の喧騒を忘れさせ、自然の美しさと融合されたつくりになっている。

「リッチなホテルに泊まるときは、あえて外に出かけない“こもりっぷ”ステイで存分にホテルを楽しみます。館内に飾られたタイの現代アートを鑑賞したり、プールで読書などのんびり過ごしたり、ホテルが提供するプログラム、『カペラ・モーメンツ』を通じて、その土地の文化を深く知るのも楽しいですよ。自分で手配しなくても体験できるのは『カペラ バンコク』の利点です」

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ここでは、フォーブス・トラベルガイドで5つ星に輝いたスパ「アウリガ」や、24時間利用可能な屋外プールを完備。また、「カペラ・モーメンツ」という、宿泊者がタイの文化に深く触れられるプログラムが日替わりかつ無料で毎日提供されている。16時から30分程度のプログラムで、気軽に参加可能だ。

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「3泊4日の滞在だったのですが、毎日参加しました。ホテル敷地内のレストランに、栽培したハーブを提供しているハーブ園『GREENHOUSE』を訪れ、ハーブレクチャーやシェフからハーブサラダの作り方を習いました。また、タイの伝統仮面劇『コーン』のマスクに色を塗るワークショップ、タイスイーツ作りなどにも参加しました。タイには40回も行っている私ですが、旅先でなんとなく認識していたこと・ものに対して『実はこんな背景があるんだ』と理解が深まり、その後の旅体験もグッと深みを増しました。


観光もいいですが、あえてホテルに籠って質の高いプログラムに没頭する時間は、何よりの贅沢。しかも無料なんです。五感を使って文化に触れることで知的好奇心が満たされ、マインドが心地よくリセットされるのを感じました」

紹介した宿泊先はこちら!

カペラ バンコク

●住所
300/2 Charoenkrung Road,Yannawa, Sathorn,Bangkok 10120 Thailand

●メールアドレス
info.bangkok@capellahotels.com

2. ブラジル・リオデジャネイロ【リオのカーニバル】/祝祭の熱狂に身を投じ、身も心も満たされる

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2月から3月上旬にかけて開催される、ブラジル・リオデジャネイロの『リオのカーニバル』。世界最大級と言われるこの祭りでは、単なる観客としてではなく、自ら豪華な衣装をまとい、チームの一員としてその熱狂に飛び込むことができる。

「カーニバルに参加するようになって早9年、今年も行ってきました。『リオのカーニバル』にはストリートでやるものからリーグ戦で1位のチームを決める競技まであり、私が参加しているのは競技の方。200人以上の打楽器隊による、一糸乱れぬ爆ビート音と熱気、そして会場に詰めかけた75,000人の観衆のなかで、煌びやかな衣装を身にまとって歌と踊りを披露します。競技として大切なのは、チーム一丸となって、観客と審査員に“魅せる”という意識。そのため踊りや歌はもちろん、自分のチームが表現するテーマやその背景となる文化まで真剣にインプットし、地元の皆さんと同じ熱量で向き合います。

敬意と感謝の気持ちと共に参加することで得られる充足感や、学びと経験の蓄積で〈ひとりっP 2.0〉〈ひとりっP 3.0〉と人間的にバージョンアップしていくような感覚が、私にとってのウェルネス。パレードを見るにしても、受け身の姿勢ではなく、積極的に基礎知識を入れた上で鑑賞してみる。そうすることで、その旅が得るものの多い、ウェルネスな旅になると実感しています」

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カーニバル時期のホテル予約は大激戦。だからこそ、拠点選びが重要になる。今回教えてもらったのは、サンタテレサ地区にある宿。カーニバル会場から比較的近く、タクシー移動でならアクセスしやすいのだそう。

「治安に不安を感じる場所での宿泊は、こぢんまりとした宿がおすすめ。オーナーの顔が見える距離感は、何にも代えがたい安心感に繋がります。部屋数が少ないので、開催日の4、5ヶ月前くらい早めの予約がおすすめです!

そしてカーニバルに参加してみたい!と思った方は、主催団体LIESAのサイトをチェックしたり、対話型AIサービスに聞いてみるのも一手。詳しくは3月12日に発売される、まつりに関する新刊をチェックしてみてください!」

紹介した宿泊先はこちら!

CASA GERANIO

●住所
R. Joaquim Murtinho, 383 - Santa Teresa, Rio de Janeiro-RJ

●メールアドレス
casageranio@live.com / reservas@casageranio.com.br

3. タイ・スラータニー【チャクプラ祭り】/お寺の「船づくり」で見つけた、静かなる心の解放

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タイ南部のスラータニー県で行われる、「チャクプラ」という祭り。毎年仏教のオークパンサーを祝うこの行事は、仏様を乗せた豪華な船を引く「チャクプラ(仏像を引く)」という縁起の良い儀式。この時期、街は祈りと熱狂が混ざり合う幻想的な空気に包まれる。

「チャクプラに参加できるらしい、という話を小耳に挟み、祭りが始まる4日前に現地入りしました。この祭りは県内の約100の寺院が巨大な“船”を手作業で作り上げる大規模な仏教行事。宿泊したB&Bでオーナーに相談し、船づくりをしていそうな3つの寺を教えてもらい、訪ねてみることに。作業が遅れて人手が足りていない寺を発見し、思いきって『手伝わせてください』と申し出たところ、驚かれつつもすぐに受け入れてもらえたんです」

お寺の境内で、朝から晩まで現地の人々と肩を並べて作業に没頭したひとりっP。

「私が担当していたのは、グルーガンでラインストーンを貼り付ける工程。細かい作業が好きなこともあって、すごく楽しくて。単純作業に没頭していると、不思議と心が静まっていく感覚がありますよね」

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この時期の拠点に選んだ宿はB&Bのタイプ。豪華な設備よりも、土地のコミュニティに溶け込める距離感を優先した。

「祭りに参加するために、あえてB&Bを選びました。フロントがシステム化されている宿よりも、オーナーとの距離が近い個人宿の方が、地元のリアルな話を聞けると思ったんです。

結果的にそれが功を奏して、お寺との素敵なご縁にも繋がりました。お寺で出会った女性には、滞在中ずっとお世話になって。祭りの準備だけでなく、ご自宅にお邪魔したり、食事をしたり。また今年も、その友人に会いにチャクプラに参加しにいきます。こうした予期せぬご縁が生まれるのも、祭りに飛び込む魅力ですね」

今回紹介した宿泊先はこちら!

Siri Guest House

●住所
112/204 หมู่ 1 ถนนชนเกษม ตำบลมะขามเตี้ย อำเภอเมือง Surat Thani, Thailand, Surat Thani 84000

●メールアドレス
sirithongrak@gmail.com

ひとりっPのウエルネス旅、次のディスティネーションは?

次の目的地は、「サンチャゴ・デ・コンポステーラ」。スペイン北西部にあるキリスト教三大聖地の一つで、そこを目的とした聖地巡礼に挑戦したいとか。

「以前、ひふみんこと加藤一二三さんにお話を伺い、一生に一度は行ってみたいと思っています。まさに究極の“参加する旅”。やはり積極的に飛び込むことで心の充足感や自分自身のアップデート、ひいてはウェルネスに繋がると思います。次はこの扉を開けてみたい。出発地点や経路が異なるコースがいろいろあるので、しっかりリサーチします」


2026年3月12日(木)には、世界のまつりをテーマにした新刊が発売予定! 今回の記事でご紹介した、リオのカーニバルへの参加いろはなどの詳細もあり。これまでにひとりっPが参加してきたまつりのあれこれを、ぜひ本でもチェックを。

ひとりっPの新刊はこちら!

昨日も世界の彼方にひとりっぷ®︎8 まつりっぷ編

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2026年3月12日(木)に発売となる新刊。稀代の旅バカひとりっP(リオのカーニバルに7回出かけ、うち6回はパレードに参加!)が出かけた、世界あちこちの“祭り”をめぐる旅、その実録!

ひとりっPプロフィール画像
ひとりっP

ひとりっPこと編集Pことフクイユミコ。元SPUR編集長。女性のひとり旅を「ひとりっぷ」と名付けて応援中の編集者。海外ひとり旅歴25年以上、回数400回超え(全部自腹)の旅バカ。おもな渡航先は、香港180回、台湾60回、タイ&シンガポール各40回、サンフランシスコ30回、中国30回、ハワイ30回、中南米各国40回、カリブ諸国30回、中近東10回など。現在年間25回ほど(全部プライベート)海外渡航。その圧倒的実体験をもとにした女子ひとり旅指南本『今日も世界のどこかでひとりっぷ』『明日も世界のどこかでひとりっぷ2~秘境・絶景編~』『昨日も世界のどこかでひとりっぷ3~“弾丸・無茶旅編”~』『今日も世界の果てまでひとりっぷ4〜爆バイイング編〜』に続き、初の国内編『昨日も世界の果てまでひとりっぷ5〜行くぜ、ニッポン編〜』が好評発売中。5冊とも、文・写真はすべて本人が担当。

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