「尖って生きろ 丸くはなるな」と歌うのは名曲『南部蝉しぐれ』ですが、この毛抜きを使うたびにこのフレーズが脳裏に流れます。先端恐怖症の人なら背筋が凍るほどのトンガリ。見た目に違わぬいい仕事します。狙った毛は決して逃しません、最後の一本たりとも。
この年代になって分かったことなのですが、時々、わけのわからない方角に向かって生えるアナーキーなやつが出現するんですよ。加齢により毛根が弱ったことから突如発現する「あらぶりヘア」も、ピンポイントで打尽。持ち手部分がきしめんのように平たく、持ちやすいのでグリップがぶれることもありません。ツイザーマンのポイントツイーザーのお陰で今日も私の眉間はこざっぱりしています。(エディターIGARASHI)