ギリシャと聞いて思い出すのが「マイ・ビッグ・ファット・グリーク・ウェディング」という映画です。ギリシャ系の家族が主人公の映画なのですが、このお父さんというのが絶対的ギリシャ至上主義なんですね。「世の中にはふたつの種類の人間がいる。ギリシャ人と、ギリシャ人になりたい人間だ!」、さらにすべての言葉はギリシャ起源だという主張する彼に「じゃあkimonoはどうなんだ」と聞くと「ギリシャ語で冬という意味の“himona”、つまり冬→寒い→寒さから身体を守るもの→kimonoだ!」とぶちかます。その勢いに「そうか…ギリシャって凄い国なんだなあ」と圧倒されたものです。
ところが4年前「事実、ギリシャって凄い!」と自分の素肌で納得した化粧品に出会いました。ギリシャ発自然派化粧品ブランドAPIVITAの「ワイネリクシア フェイスオイル」。グレープシードなどの天然オイルを絶妙にブレンドした顔用オイルなのですが、肌のしなやかさがピシャッと一晩で蘇る。パチョリとゼラニウムオイルの配合率も絶妙で、馥郁としたアロマの香りでマッサージすると、疲れた肌がぐんぐん植物のエネルギーを飲み込んでいくのを実感できるんです。オーガニック認証のICEAも取得しているので成分も安心。出会って5年目の今でも、冷たい風が吹き始める初冬のレスキューオイルとして常備しています。乾燥が気になり始めた今日このごろ。ギリシャの叡智に助けてもらう季節が、今年もまた巡ってきました。(エディターIGARASHI)