誇れることといえば「風邪ひかない」だけの人生でしたが、このたびそれも虚しく崩れ去りました。
パリコレ出張、序盤、中盤は隙なく元気に過ごしたのですが、終盤になって咳が止まらなくなりまして。ゲホゲホしながら敗因を考えてみたところ、アレを帯同させなかった大失敗に気づきました。
アムリターラの鹿児島県産自然栽培梅肉エキスのミニサイズ。長期出張の際は必ず携帯していたのに、うっかりパッキングし忘れた自分をバカバカと罵りました。
鹿児島の徳重さんという85歳のかたが農薬不使用でたいせつに、丁寧に育てた梅です。8日間も煮詰めて凝縮させています。なにがすごいって、梅1㎏からたったの20gしか取れないんですよこれ! サラサラ血にも働きかけるムメフラールやクエン酸が豊富で、元気を底上げしてくれる実感があるんです。
舌にのせた瞬間は唇が*になる酸っぱさなのですが、あと味は極上のお出汁のように深みがあって、ほんとうに美味しい。風邪知らずだった自分を支えてくれていた黒い瓶のお守り、帰国後「1日1ペロ」を復活させて、免疫力を鍛えています。自宅では50gのレギュラーサイズが便利です。
で、現地ではどんな対策をしたかというとですね。
セクシーじゃないほうのゾーンの、ラヴィンサラの精油です。ボザール近くのAROMA ZONEは「アロマのコンビニ?」というくらいの大賑わい。フランス人が普段からアロマに寄り添って暮らしている証ですねきっと。店員さんに症状を訴えたところ、即答されたのがラヴィンサラでした。免疫力アップに定評のあるパワーアロマです。朝晩、お風呂場の洗面台にお湯を貼って数滴垂らし、ゆっくり呼吸を整えてみたところ、格段に喉と鼻が劇的にスーッと楽になったんです!
今回の症状は主に咳。次点で鼻水の洪水にも苦しめられたのですが、チンチン鼻をかみまくると乾燥して人中付近がカサカサに。大活躍したのが、コーセープロビジョンのスティック状バーム。
ちょっと先の発売なのですが、ライスパワー配合の美容液がバームスティック状になってるから、狙い定めたところにビシッとのせられてとても便利! カサカサ肌にやさしい潤いを運んでくれました。
余談。鼻をかむティッシュといえばヨーロッパ出張だと紙ナプキンタイプが主流ですが、私は日本の可愛いコレが手放せません。
ちなみにSPUR11月号の付録のスライダーケース、風邪予防のお守りを携帯するにもぴったりですよ!
私としたことが/秋風邪ひいちゃって。と、ギルバート・オサリバン「アローンアゲイン」の旋律にのせて歌いたい気分のパリコレでしたが、やっぱり免疫力を高めて予防をすることがいちばんですよね。反省を胸に、今回の風邪を今年最後のものにするぞ、と兜の緒を締める神無月の夜なのでした。
おしゃれスナップ、モデル連載コラム、美容専門誌などを経て現職。
趣味は相撲観戦、SPURおやつ部員。