YOKOMIZO(以下Y) 路地裏の美容天竺からお届けする、月末ビューティ放談。ついに始まりました。
IGARASHI(以下G) 記念すべき第1回はやっぱり、みんな大好きシャネルのヴェルニを語るしかないでしょう。
Y 賛成! なんなんでしょうね、シャネルのネイルカラーが連れてくる、特有のウキウキ感。
G 毎シーズン絶対欲しい色があるのよ。期待を裏切らない!
Y 奇抜じゃないのに、新しいんだよね。色も質感も、次のトレンドを作るのはいつもシャネル。とりあえず好きな色ベスト3をあげてみる?
IGARASHI's BEST3。左から、#08ピラート、#18ルージュ ヌワール(写真は旧ボトル)、#505パティキュリエール 以上、すべて私物
G 私的に最も衝撃を受けたのはやっぱり、伝説の血豆色 #18ルージュ ヌワール。この色については一晩語れます。
Y 映画「パルプフィクション」(1994年)でユマ・サーマンがつけていて大ヒットしたね。
G 当時、ニューヨーク出張に行くとおしゃれな人はみんな短い爪にこれをつけていて、カッコよかったなぁ。真似して、白いシャツ・黒いパンツ・血豆色のネイルで「ワタシ、イケてる!」と勘違いしてました。恥ずかしい〜。
Y 大丈夫。あの頃はみんなユマ・サーマン気取りだったから。
G 女子プロのヒール役みたいなイメージの色が、こんなおしゃれになるなんて!と思ったですよ。
Y 発売からもう25年近く経つのね……。あれほどブームになったのに、今でも全然古く感じないのはさすが。
G この延長線上にあるのが、#580セレブリティ。大人のパンク! 昔だったら、深爪ぎみにしてつけるところだけど、今なら縦長のスクエア型にちょびっとつけるのも大人っぽくておしゃれ。
Y 私の中でのエポック的存在は#555 ブルーボーイ(生産終了)。絶妙なくすみブルーね。今でもたまに引っ張り出して塗ると、必ず「それ、どこの?」と聞かれます。シャネルのヴェルニの中でも特に「エレガントなのにボーイッシュ」なカラーレンジが好きなのよ。
G 「デニム ドゥ シャネル」シリーズのブルーの濃淡3色、可愛かったね。
Y 最近では5月に出た限定色#608レジェルテも好き。この手のおしゃれ系くすみカラーは、女子ウケはいいけど男子ウケはイマイチなものが多いでしょ? でも、これは男性からも「そのネイル、カワイイね!」と褒められました。
G 今でこそ当たり前のくすみカラーや、中間色のネイルもシャネルが先駆者じゃない?
Y そうかも。今年の初めに出た#592ジャロ ナポリも新鮮だった。トレンドのイエロー先取りで、ハマりました。ポイントとして1〜2箇所つけるのがオススメ。
G 遊び心があるよね〜。 2年前のリニューアルで塗りやすく、乾きやすくなったから、こんなぱきっとした色も綺麗に塗れる。
Y そういえばネイルボトルの底に「CHANEL」のエンボス加工がされてるの知ってる?
G えー!知らない。あ、本当だ。ハンコみたいでかわいい。
Y でしょ。そういう見えない部分の小ワザも、愛おしい!
G 王道の赤ネイルもハズせないでしょ。#18ピラートは、お婆ちゃんになってもずっと使い続けたい!
Y モード、カジュアル、どんなファッションにも似合うしね。王道といえば、ヌード〜ベージュ系はどお?
G ちょっとピンクがかった#504オーガンディが好き。あ、#578ニュードーンもいいなぁ。指のストッキングみたいなの。
Y ストッキング(笑)。つけてるのに、つけてないみたいで、綺麗な素爪みたいに見える感じね。今イチバン人気らしいよ。
G ちょっと赤みがあって、肌がくすんで見えないのがいいんです。トープ系の#505パティキュリエールも上品で、美しい。あ〜、困った! 選べない〜。
エディターIGARASHI
SPUR編集長。おしゃれスナップ、モデル連載コラム、美容専門誌などを経て現職。趣味は相撲観戦、SPURおやつ部員。
エディターYOKOMIZO
ビューティエディター。バレエとサーフィンと南国が好きです。紫外線と上手に付き合うことが永遠の課題。