はじめにお断りしておくと、この美容液、ハッキリ言って使い方がちょっと面倒です。私のようなぐうたら派にはハードル高め。が、ならばいっそ、その面倒くささをレッツエンジョイ。そう、これはスキンケアのエンターテインメント、セルフプチ整形プレイなのだ!と、いうのは若干無理がありますが……まあ、本当に翌朝が楽しみになるくらい、ソッコーで肌がピーン! パーン! プリッ!とするんです。
「Fillerina(フィレリーナ)」は、スイスの美容研究所が開発した、14日間集中ヒアルロン酸トリートメント。左側の透明なジェル「リプレニッシング ジェル」はほぼヒアルロン酸です。分子量の異なる6種類のヒアルロン酸が時間差でアプローチして、保湿し続けるんだそう。付属の注射器のような物体は、専用アプリケーター。当たり前ですが、注射器ではないです。
気になるシワに沿って塗布できる!
アプリケーターにジェルを吸い上げるのも、ちょっと楽しい
この注射器型アプリケーターで使用量をきっちり量り、しわや乾燥が気になる部分をピンポイントで狙い撃ち。か〜ら〜の〜、ヒアルロン酸が角質層に浸透するまで、そのまま10分待機。……長い。私の場合、何度か、この10分の間に寝落ちしてしまったのですが。第1のハードル、睡魔との戦い。
6種類のヒアルロン酸が時間差で肌に潤いを与え続ける
で、10分置いたら、指先で軽く叩き込み、手早く、丁寧にハンドプレスして馴染ませる。これが重要。うっかりいつもの美容液のようにクルクルすると、高分子ヒアルロン酸がポロポロ出てきて、顔中が消しゴムのカスだらけみたいになります。第2のハードル、雑な扱いによる顔中カス化との戦い。
シア脂配合の「シルキー フィルム」。そっと伸ばします
無事になじませたら、白い方の「シルキー フィルム」でラッピング。これも力を入れずにそーっと軽く伸ばすようにして、自然に乾くのを待つのがコツ。
使用量を正しく使うのがポイント
「リプレニッシング ジェル」、「シルキー フィルム」共に、1回の使用量をきちんと守ることも重要みたい。ケチって少なめに使うと、これも顔中カスだらけになる原因に。私はこの失敗で、目盛り付き注射器型アプリケーターの必要性を理解いたしました。第3のハードル、貧乏性との戦い。
即効性ハンパないです
と、いくつかコツがいるのですが、使った翌朝は、しぼんだ風船が膨らんだかのように、目尻の小ジワがピーン! 試しに唇に塗ってみたら、縦ジワレスのプルンプルンリップに。さすがにホウレイ線はそう簡単になくなりはしませんが、2週間使い続けたら、少し浅くなったような。肌状態や肌悩みに合わせて、ヒアルロン酸濃度が異なる3種類がラインアップされてるのもいい。ここぞ!というときは、一番濃度の高いグレード3を使ってみたいな〜。
ビューティ担当。バレエとサーフィンと南国が好きです。紫外線と上手に付き合うことが永遠の課題。メイクでひとの表情が、ぱっ!と明るく、笑顔になる瞬間が大好物です。