YOKOMIZO(以下Y) やっと秋メイクを楽しむ気分になってきたね。 IGARASHI(以下G) 最近はメイクアップのトレンドも多岐にわたっているけど、今シーズンはどんな気分? Y 脱・ナチュラル! 激しいグリッターやメタリックとか。または色がめちゃめちゃダークだったり、派手だったり、というのが気になりますね〜。 G 攻めてるね。
Y なぜなら、今季はファッションがコンサバじゃない? G はい、我々的には懐かしい。 Y それを新しい印象にするには、メイクアップは「抜く」のが王道だとは思うんだけど……。なんかもう、大人だからこそ、逆に振り切って攻めます、っていうのもアリかと。キラキラ、というかギラギラ系の新製品も多いし。YSLのシークインクラッシュは、まるでジュエリーみたいな煌き☆ G うん、うん。80~90年代の、金銭的に余裕があった時代のイケイケな感じね。いい意味でのケバさがある。 Y その時代からメイクしている世代にとっては懐かしさも感じつつ、一周回ってまた新鮮、みたいな。やっぱり、ヒカリものって心ときめくのよ。 G このシリーズ、色も結構派手なものが揃ってるよね。 Y もう少しさりげなくしたいときは、スックのトーン タッチ アイズ。見た目よりも、実際にまぶたにのせると繊細に光ります。
Y ダークな目元にしたいときは、シャネルのレ キャトル オンブル322。色はディープだけど艶っぽいから、重ねると奥行きが出て、今年らしいスモーキーアイが簡単に作れる。 G 90 年代のシンディ・クロフォードとか、クリスティ・ターリントンなイメージでつけたいね。 Y そう! 当時のスーパーモデルのカッコよさは永遠です。久しぶりに、あのリッチな雰囲気を纏いたいわけよ。
Y 目元にインパクトのある色や質感を使うときは、ちょっとクラシカルな雰囲気のある口紅を合わせたいな。シャネルのルージュ アリュール ヴェルヴェット エクストレム128は、目元はりきり系メイクアップ全体のトーンをカームダウンさせてくれます。マットだけどクリーミーでしっとりする塗り心地も好き。 G このくすんだローズとベージュの間みたいな色、今年の注目カラーの一つよね。 Y カッコよくも、フェミニンにもなるから、便利。
G 私はね、やっぱり「ヌケ感」をどう捉えるかがテーマ。そう考えた時に、全てはアンプリチュード のマスカラから始まるんですよ。 Y これね、好き、好き。 G クリエイターのRUMIKOさんが、仕上がりに満足するものができるまでは出さない、とこだわり抜いて、やっと発売されたマスカラ。 Y 以前から、RUMIKOさんがクリエイトするマスカラは素晴らしいもんね。 G これはね、とにかく色が素敵なの。ライトがあたると、うすーくグリーンが見えてくる、というのがさりげなくて、大人っぽい。 Y 存在感があるのに「ヌケ感」もある。
G すごく繊細なファイバー入りのマスカラベースと合わせると、ボリュームが本当にアップする! しかも、一般的なマスカラ下地って、つけるとまつ毛がカピカピになりがちじゃない?それが苦手なんだけど、これは全く不快感なし。 Y どれどれ。なるほど、ボリュームはでるけど綺麗にセパレートするから、品の良い仕上がりになるね。
G あとね、毎日疲れてるから、メイクアップでも香りに癒されたいのよね。shiroのジンジャーリップスティックは本当に生姜の香りがして、好き。 Y ナチュラルなアロマでリラックスできるね。 G 高知県の生姜を使用しているそうなんだけど、原材料の生産者の顔が見えるというのも、八百屋さんみたいでいいなと思って。化粧品も誠実なモノづくりが重視される時代に入ってきたよね。 Y これからは、化粧品選びの基準も多様化していくね。