生花店の軒先の色彩が賑やかになる季節です。チューリップやラナンキュラスやヒヤシンスやアネモネや……。リモートワークの卓上に一輪飾るだけで、元気な気持ちになりますよね。
春の色彩をまぶたに移せる新色アイパレットが出そろいました。日々の生活に花を欠かさない人なら、こちらをぜひ。眺めているだけで幸せになる配色じゃないですか?
右上の湿式カラーはガーベラのようなオレンジ。その左隣のシアーオリーブはゴールドトーンに輝くシマー色。左下のマットカラーは、紫を帯びた紅色。チークにも使えます。右下は発光ピンク。
目を細めて眺めていると、左上→右下の配色で、ある初春の光景が見えてくるんですよ。3月、4月、お花見。そう、あれは桜の枝に遊ぶメジロ!薄桃と鶯色のコントラストがまさにそれ!
子どもの頃、ポケット図鑑片手によく探鳥会に出かけました。桜×メジロは都会の真ん中でもウォッチできる鉄板カップリング。お花見ができなかった去年を思い、とりあえず自分のまぶたを桜色~鶯色のグラデーションを彩り、満開の春の日の配色を再現してみました。去年の桜ロスが、ちょっとだけ癒せたので不思議です。
アイメイクアップの春新色を3つ選ぶなら、軸モノであとふたつ。
天然成分100%の眉ペンシル、断面がしずく型なんですよ。涙型の頂点では細い線が描けます。一方で底面なら、広く色をのせられる。メイクアップのMICHIRUさんはくるくると芯先を回しながら太い線、細い線を自在に繰り出し、それはそれは美しい眉を創り出していました。
ほどよい硬さがあって肌で滑りません。茶の実から抽出したサステイナブルな油分を配合していて、スキンケアにもすぐれるんです。
ぶれない極細アイラインならB.Aのリキッドライナー。
上品な赤みのあるブラウンがおすすめです。
すーっと引いてから10秒ほど置くと、もうこすってもよれない。筆先のコシもちょうどいいし、液含みもたっぷり過ぎず、繊細で緻密ないい仕事をしてくれます!
どんなに世界が変わっても、今年も春はやって来ます。お花見ができるのはいつになるか、はまだ分かりません。でもメイクアップで春の散策も、悪くないですよね。