5月8日の日曜日、もし何かを贈るのであれば、バスルームでふーっと疲れを取り去るようなモノがいい。忙しいあの人へ、こんな癒しアイテムはどうですか?
出会いは出張先のNY、ホテルのアメニティでした。ル ラボのシャワージェル。時差ぼけでボロボロの身体から、疲労という名前の澱がサラサラ~ッと流れていくのを実感したのは、高野山の寺院から香りの着想を得ているからでしょうか。ん? この香り「サンタル」のようで、そうじゃない―と、ボトルを凝視するとそこには「HINOKI」の文字。このネーミング、意外でした。というのも、少なくとも私が考える檜とは違った、インセンスを想起させる異国情緒な香りだったんです。外国経由で再発見する逆輸入型のジャポニズムが、ここにあります。少し色っぽいウッディが満たすお風呂場で、お母さんもきっと小旅行気分。この春オープンしたばかりのル ラボ 青山店で購入できますよ。
次は、台湾から届いた入浴剤で、身体の内側からデトックス。伝統的な中医学に基づき、オリジナル薬浴商品を開発している台北・意一堂のバスシリーズです。主軸成分はショウブの根のエキス。つまり働き者の永遠の課題である肩こりと冷え性にパワーを発揮するフォーミュラです。2大悩みに直球勝負を挑めるブレンドを味方に、お風呂で温まりながらリラックスすれば血流促進にももちろんアプローチ。私自身、このお風呂を堪能した日は、眠りが格段に深くなるんですよね。お母さんへ「自宅でデトックス風呂」の贈り物、間違いありません。
カシミアで洗い上げているようなプレミアムなオイルです。日本つばきのオイルを配合したクレンジング界の横綱。潤いを保ちながらお化粧をするすると落とすのはもちろんですが、例えばゴワついた肘やかかとにもクルクルなじませると柔らかになるんです。ずっと頑張ってくれたんだもの、このくらい贅沢をしてほしい。そんな気持ちを込めて贈ってみてはどうでしょう。
最後は、ホンモノのヘアブラシをお母さんへ。1875年創業フォーニヴァル社のイジニスのクッションブラシは、北インド地方の野生の猪の毛を採用。最高品質の猪毛のルート部分を使用しているので、豊富なケラチンが髪の毛に行きわたり、自然なツヤが蘇るんです。微妙なグラデーションを描きながら植毛されているので、頭皮へのあたりはとってもスムーズ。さすが「現代の名工」認定というべきEPVの称号を得ているフォーニヴァル社! 職人技が冴え渡っています。お風呂に入る前と、起床時の2回、入念にブラッシングすれば頭皮の血流向上にも期待。そして、手にとったときの心地よさも。ヘリテージに基づきデザインされた木型の美しさも、目の保養に。
お風呂のセルフケアアイテムに、普段の感謝の気持ちを込めてみませんか?