北京五輪でアスリートたちの挑戦する姿に涙しつつ、自分のぐうたらっぷりを反省する日々です。「明日からがんばろっ」と、毎日思っていますが、思っているだけ。とほほ。そんなときこそ、メイクアップのお力をお借りしたい。自分なりに自分の好きな顔になることで、気合が入ったり、元気が出たり、モチベーションがあがったりするのが、メイクアップをする醍醐味! そこで今回は、ダメダメな自分なりにがんばりたい日のスタメンコスメを春の新色からご紹介させてください。
私の場合、がんばりたい日に重要なのは肌作り。ベースメイクが調子いいと、気持ちもハレバレといたします。今は薄付きのファンデーションやBBクリームを使うことが多いですが、とはいえ適度なカバー力も高いスキンケア効果も欲しい。そんな大人な私や貴方には、ディオール プレステージ ホワイトの進化したBBクリームを。サラリとシルキーなテクスチャーで、明るく透明感のある肌を軽やかに演出してくれます。しかも、マスクによる摩擦にもヨレにくく、紫外線はもちろん、ブルーライトからも肌をプロテクト。1日中マスクの日も、自宅でリモートワークの日も、頼れる存在です。
春の新製品の中で、リピート率第1位を独走中なのが、クレ・ド・ポー ボーテのスティック状コンシーラー。クレポーらしい安定のカバー力がありながら、べたっと塗り潰したようにならず、肌に自然に馴染みます。というよりむしろ、輝きさえ感じる仕上がり。テクスチャーも抜群で、伸びがいいのに留まりもいい! 広範囲の肝斑も濃いシミも余裕でカバーできちゃいます。さすがです。
withマスク生活で、すっかりベースメイクのレギュラー入りをしたパウダーも欠かせません。パウダーといえばNARSのスターアイテム、ライトリフレクティングセッティングパウダーのルースタイプがタルクフリーに、パッケージも使いやすくパワーアップ。このお粉、お粉らしからぬところが最高なんですよね。すーっと肌に吸い込まれて消えていくような使用感で、見た目は真っ白なのに、まるで白浮きしないのです。モードかつ品のある光沢感も唯一無二で、萎んだ肌もヘルシーに見せてくれます。
アンプリチュードの花びらチークは、手に取るだけで気分はハッピー。中央のカラーとまわりのベースカラーをブラシでくるくるっとブレンドして頬にのせれば、まさにパッと花が咲いたような晴れやかな印象に。2色のハーモニーから生まれる繊細で柔らかい血色感が、肌を美しく見せてくれます。
見てください、この優しい配色。3月に発売されるシャネルの限定パレットは、透けマットなベージュ、ブラウン、コーラル、そして繊細な煌めきのピーチと、使える色しか入ってない! ブラウングラデだと陰影がつきすぎてしまう大人のまぶたに、ちょうどいいメリハリとマイルドな色気をそっと添えてくれます。なんでしょうね、この温かみのあるベーシックカラーが醸し出す余裕。この美しいカラーでメイクアップをした日は、強く、優しい自分でいられそうな気がしています。
さて、北京五輪の序盤には、アスリートのメイクアップに対する一部の批判的な声が話題になりましたね。メイクアップはするもしないも個人の自由。ただ、ときにがんばる力をくれるそのパワーを、もっとみんなにお伝えしていきたいなぁ。と、改めて思いながらこの原稿を書いています。