お疲れですか？ そんなときは嗅覚に頼って正解。 ライフスタイル系の香りアイテム、4選

モケモケしたフェルトのボールが４つ。頭はコルクです。規則正しく並んだ「団子5兄弟」がガラスにすっぽり。コルクだけがシリンダーから飛び出ていますね。高さは8㎝。

社会貢献活動に根差したブランドです。作っているのは、横浜の社会福祉法人　ル・プリ くるみ会の皆さん。こちら、モバイルできるディフューザーなんですよ。揮発性のある専用アロマオイルをウールボールに浸しておいて、香らせたい場所でコルクを引っ張り上げるだけ。パーソナルスペースに仄かにアロマの芳香が広がって、心身ともにリフレッシュできてしまう。編集部のデスクや取材先のちょっとした場所でメール仕事をするときに、ポーチから取り出してコルクをスッと引き出して深呼吸。人生のピンチで私はとくにラベンダーに救われてきたのですが、お気に入りのラベンダー系の香りを浸して携帯中。

さまざまなハンディキャップのある人たちへの社会参加や自立支援を目指して、就労支援施設での製造を大前提としているのがequalto（イクォルト）。私は友人からのプレゼントで出会ったのですが、そんな製造背景も含めてギフトとしても最適だと思うんです。普段の通勤時、必ずモバイルするようになりました。

香りの癒しといえば、出張先で出会った漆黒のボトルのお話も。初めてのホテルでドアを開けた先、デスクの上にそれはありました。大好きな無花果の香りの元を辿った先にあったのが、きりっと美しいフレグランスキャンドル。甘いフルーツの香りが、15時間のロングフライトを乗り切った体を癒してくれたのは言うまでもありません。

 南仏の海岸沿い、たわわに実る無花果の木々を抜けて歩く休日へと、脳は一瞬でトリップ。そんな経験、微塵もないのに妄想力を掻き立てる香りのフォーミュラ、さすがのゲランです。

 私はあえて火を灯さずにそのまま置いて使っていますが、灯せばミルキーで濃厚なオーラが四方に広がります。まるでオニキスのような重厚なボトルも素敵だけど、こちら使い切ったのちにはリフィルが可能なんですよ！ 未来を見据えたサステナブルな姿勢、見逃せません。　

会社のロッカーにひとつ、自宅のクローゼットにひとつずつ、香りの守り神となっているのがサンタ・マリア・ノヴェッラのワックスタブレット。

誕生日ギフトに素敵な仕事仲間から贈られて愛用していたものを、このたび新調。

トバッコ・トスカーノは、スモーキーなヴァニラが基調。甘い風に乗ってトスカーナ地方のタバコの葉が燻ってきて、そりゃもう、雰囲気たっぷりです。レザートーンも相まって深みのあるウッドが心地よく、会社のロッカーにコートを掛けるたび、おしゃれな芳香にクラっとするんですよね。月曜日朝であっても、カッコイイ空気に触れた瞬間、仕事モードにスイッチが入ります。　

スプレー式スキンケアに弱いわたくし、ミスト型ローションも欠かしません。そして香りにもこだわります。

 ITRIMの香り設計なら、間違いない！すーっとなじんでいく極上のミストは、シグニチャーである立山の水はもちろん、国産ローズマリー蒸留水、甲州種のブドウの木から抽出した樹液に、北海道のハマナス花蒸留水をブレンドした「こだわり過ぎ」なウォーター処方。乾燥から肌を守ります。レモンマートルやベチバー、ベルガモットなどの精油を用いた天然由来成分からの透明感あふれる芳香も、午後のメイク直しの癒しに。微細な霧を浴びた直後の、一回目の深呼吸は至福そのもの。爽やかな柑橘が鼻をすーっと通って、極上のリフレッシュ感を約束。

「香水未満」な香りアイテムは、忙しい日常を、ちょっとだけラクにしてくれますね。

そういえば、「OVER THE SUN」の＃ヒヤスンス企画に触発されて去年買った球根が、まったく御世話をしていなかったのに、健気に花をつけてくれました。自宅のキッチンから香る春の芳香にも、きゅんとしています。