白状すると、顔を洗わずにバタッと夢の世界に旅立つ夜が、時折あります。人間、疲れ果てると「メイク落とし、した」という幻を見るのでしょうか。苦肉の代替策として、クレンジングを玄関に設置した時期がありました。オイルのメイク落としです。靴を脱ぐ前に、とりあえず消毒液を噴射した手にオイルをなじませ、ティッシュでふき取ってしまう。この荒業には落とし穴があり、コートの襟元にオイルが付いてシミになり、泣いた日もありました。最終的には顔を洗い流すために、洗面所までの道中(目と鼻の先ですが)ですっ転んだり、ヌルついた手で靴がうまく脱げなくなる夜もありました。
100%乳液処方のメイク落とし、という新発想
9月、キュレルが勝負に出ます。セラミドケアに圧倒的な定評を誇る、あのキュレルです。このメイク落とし、100%乳液なんですよ。といってもフツウの乳液じゃありません。「低粘度化」に成功したスペシャルな乳液です。
メイクを落としながら、肌のケアもできないか―? 1999年に誕生して以来、乾燥性敏感肌市場のトップを走り続けるキュレルが、発想を劇的に転換させて、開発した新発想の乳液です。
そもそも私たちの帰宅直後の肌はどういう状態か? バスに乗ったり、地下鉄で移動したり、雨だって風だって吹く環境下で、肌には当然、チリやホコリなどの微粒子が付着しています。疲労困憊で帰宅して、お風呂の時間まで汚れやお化粧が肌にそのままステイするならば、敏感症状を引き起こす原因にもなりかねない。理想としては無事帰宅した直後に、速やかに化粧落としをして、保湿を済ませてしまいたい。でもね、お手入れにもステップがあるわけです。時間もかかるわけです。メイク落とし、洗顔、そして保湿。心底面倒くさい夜も、ありますよねきっと皆さんも?(懇願)
玄関開けたら、1分でメイク落とし!
そんな本音に、キュレルからの最終回答。解決策は「セラミド機能配合の乳液100%のメイク落とし」という新カテゴリーの創出です。洗い流し不要、ふきとりプロセスだけで、保湿までができてしまう、素晴らしい時短! ふき取り式のメリットはふたつ。第一に、使用する場所を選ばないこと。早速、極端なワタクシは玄関に設置して1週間試してみたのですが、すこぶる調子がいい。肌の調子はもちろんですが、やるべきことを最初にコンプリートする充足感が、心の調子も底上げしてくれるんです。お風呂までの自宅タイムのストレスが激減しました。第二に、洗い流さないので、肌に成分が残るという利点です。
とはいっても、クレンジング力はオイル剤型のほうが優れているのでは? そんな疑問にもキュレルは切込みました。一般的なオイルクレンジングに含まれる油と界面活性剤は、それぞれメイクを落とす/メイクを浮かせてすすぎやすくする、という目的を担っています。洗い流すという前提があっての、構成です。ごく一般的な乳液にも、同様に二者は配合されているけれど、それぞれ油は保湿のため、活性剤は油剤を安定させるための成分で、肌に残っても安心なものが採用されている。
メイク落ちに影響するのは、ずばり「粘度」だった!
そもそもメイク落ちのカギを握っているのは何なのか? じつは油剤の量ではなく、製剤の粘度がキーであるという知見を突き止めました。つまり、オイルクレンジングよりも乳液のほうがメイク落ちにおいて凌駕できうる、という発見です。「粘度が低いほどメイク落ちが高い」、それならば、乳液の粘度を下げれば、メイクはスルスルと落ちてくれるはず。
ここでキュレルは壁にブチ当たるのです。セラミド機能成分を含む乳液は、その独自のネットワーク形成により粘度はどうしても高くなる。このジレンマを乗り越えるため、「油剤の微細化」にキュレルはチャレンジしました。活性剤を増量することなく、油水面積を大きくすることでネットワーク形成の制御に成功。粘度の低下を成し遂げました。その安定化までに費やした時間は、じつに2年以上!
新しい油剤は、0.1マイクロメートルの大きさ。これは毛穴の約1/1000のサイズにあたります。肌にするすると広がり、メイクアップから汚れやチリ、花粉などをオフ。乾燥性敏感肌ブランドなので、もちろん低刺激設計。無香料、無着色、弱酸性でアルコールフリーかつエチルアルコール無添加です。
気候変動で外気湿度が大幅に低下している今、肌の揺らぎもより深刻になっています。敏感になりがちな肌には、よりやさしく、そして素早く手軽にお手入れしたい。忙しい現代の生活に寄り添った新習慣、 9月16日の発売日に、トライしてみて絶対に損はありませんよ!