私の顔は四角いです。気のせいじゃありません。年々角ばってきました。具体的には、耳に向かって引き上がるべき顎のラインが下方修正し、代わりに水平線を描き出した。お弁当箱で説明するなら、若い頃の曲げわっぱが、現在では四角いブリキ型に限りなく近づいてますね。朝はまだいい。まだマシ。疲労に比例してむくみが増す夕方はどんどん口角が下がって顔の下半身のパワーアップが止まりません。肩幅もイカツイため、日を追うごとに超合金人間へと進化していますが、人生そんなものだろうと諦観していた年の瀬、天から助っ人が舞い降りました。
おとなのむくみ悩みに斬り込みます
花王エストのマッサージ洗顔料が刷新されるんです。実に13年ぶりの革新。現行のエスト アクティベート サーキュレーターがどれだけ愛されていたかという証左なのですが、新たな高みを目指し、来年2月に進化版がお目見えします。
新作がフォーカスしたのは、肌内部の水の流れ、つまり代謝。顔の下半分に水分が滞留する、つまりむくみにより、顔が膨張するような印象をどうしたら払拭できるか? 従来の血行促進効果に加え、おとなのむくみ悩みに回答を授けるべく、エストはチャレンジしました。
そもそもむくみのない肌は、水分供給と不要な水分の排出のバランスが好調である状態。肌細胞間に水分が滞留すると、血流が滞り、血管がパンパンになってしまうんですね。むくみとは、「供給される水分>回収される水分」から起こる状態ゆえに、そのバランスを改善するためにエストは3つ、必勝法を編み出しました。
まずは炭酸100%製剤で血流をパワフルに促進すること。加えて、リンパ管に働きかけつつ水分回収力を底上げするために、新しいマッサージ方法で水分排出を促すこと。さらに、真皮細胞の水分調整力と細胞間水分バランス改善にアプローチすべく、ブクリョウエキスの新投入により、水分バランスをチューニングするという3つの作戦です。
高級座布団みたいな濃密厚膜アワ。へたりません
噴射口から登場する泡は、最高にグラマラス。厚みがあって、横綱のお座布団みたい。100%炭酸ガスの噴射剤が創り出す泡はモチモチで、圧を加えても泡が潰れず、血流促進に有効なマッサージにぴったりです。理由は水溶性ポリマーを高配合しているから。炭酸が揮発しづらく、泡の中に抱え込み、むくみやたるみに期待できるというわけ。
マッサージで輪郭すっきり、洗い流します
マッサージにはちょっとした手技を用います。基本のマッサージはこう。直径3センチほどの泡を出したら額とチーク、鼻上と顎にのせて、円を描きながら手のひらでなじませる。次に軽くドラちゃんの丸い手にした4つの指の側面で、顎から耳までを流しながら撫で上げます。親指は顎の骨を挟むようにサンドイッチ状態で輪郭を流すのがポイント。
余裕があるときはベーシックコースに加えて、両口角をグーでクルクル、グーの第二関節で鼻横と頬骨下、頬骨の耳側や眉を揺らす所作などもトッピング。泡をそのまま1分間パックしてすすげば、フェイスラインが心なしかシャープに。スッキリするだけでなく、影のムラもパッと明るい印象に洗いあがります。朝晩、張り切ってマッサージを続けることで、夕方の「だるん輪郭」が、ほんのちょっぴり気にならなくなりました。
美容成分も現行版よりも増量配合されているので、保湿力もアップ。毛穴よりも小さいマイクロ炭酸泡が汚れに溶け込んで、拭い去る洗浄力も頼もしさでいっぱい。
既存の定番名品が、まったく新しい価値をのせてパワーアップしました。ムッチリふかふかの垂れにくい濃密圧幕泡は、とにかく触る価値あり。小顔印象に導くむくみOFF洗顔という新ジャンル、2月の発売をぜひ楽しみに。