￥1,500以内で探してみた！ 後悔させない秋新色プチプラ・ベストバイ５

がびがび唇にセラミド・レスキュー。シロップみたいな色づきがちょうどいい

わたくしごとで恐縮なのですが、口を全開にして寝る体質です。閉めるの無理。諦めました。ゆえに冷房フル稼働の今夏、冷風の直撃によりまずやられたのが、喉と唇でした。もう、ガッサガサ。救世主となったのが、キュレルの色付きリップクリームです。

敏感肌市場を牽引するキュレル。カラーリップクリームシリーズから、４番目の新色が仲間入りです。深い赤ワイン色。一見、手ごわく見えるダークカラーだけれど、発色はあくまでシアー。透明感ある明るいベリーシロップ色に唇を彩ります。

口紅を忘れたときの最終手段が、ぐっと自らの歯で唇を噛んで血色を呼び覚ます荒業なのですが、私の場合、ちょうどあのくらいのバラ色が色付くんですね。普段使いに、ちょうどいいざくろジュースみたいな色です。

キュレルといえば、セラミドケア。唇の角層に、セラミド機能成分がアプローチして、乾燥からプロテクトしてくれます。微細パールが配合されているので、光のリフレクションで唇をふっくら、明るく演出。タール系の合成色素が無配合なのも、敏感に傾きがちなこの季節、安心です。冷房で乾燥を感じたらすかさず塗布。色付きリップクリームなので、手鏡も必要ありません。乾燥ケアとしての口紅下地としても大活躍なので、１本ぜひモバイルして。

眉尻もすーっと細く。芯のサイズは1.5㎜、セザンヌからまたまた神眉アイテムが爆誕

セザンヌといえば数々の名作アイブロウアイテムを放ち続けていますよね。繰り出し式の眉ペンシルも、0.9㎜から５㎜まで幅広いバリエーションで展開中ですが、この秋の新作は全オトナが買ったほうがいいと思うんです。だって値段も￥500以内ですし！

芯は1.5㎜。細すぎてボキッと折れちゃうペンシル、ありますよね？ それがないんですよ。折れにくいのに、肌あたりはなめらかでストレス知らず。パウダー成分が80％なので、テクスチャーがまろやかなんです。

そして発色計算。赤みを排除した、おしゃれなオリーブベージュです。辛子色にも見える中間色で、絶妙に目もとに抜け感を運びます。表情がまろやかになるので、対面式の会食やらプレゼンがあるときの「やさしさスパイス」に、ぜひ投入してほしい。重複になるけれど、五百円玉でおつりが来るんですよ？ 買って後悔はさせません。

ぶれない、にじまない！ 絹糸のような線も思いのまま

劇細といえば、もうひとつ。劇的にほっそい、あのアイライナーに、新色追加です。このアイライナー、劇細だけでなく短毛なんですよね。だからぶれません。筆先がヘタって筆致がぐらつく、なんてことがない。その秘密は、根本から細いデザインした緻密な設計にありました。

なにせスーパースリムなので、まつ毛のキワにジャストミートします。針先のように極細なので、どこを命中しているのか分からない、なんてこともありません。短毛ゆえに、少しずつラインを書き足せるので、ナチュラルな印象目もとに仕上がります。目じりのハネ上げだけに使ってもいいですね。

新色の色名が、また秀逸。「チャバグレージュ」と言うんです。茶葉、ってことですよね？ ちょっとスモーキーな奥行きがありながらも、下色がグレーなので肌なじみも、瞳うつりも、実に良い。どんな人にも似合うはずなので、千円札片手にドラッグストアへ走って間違いありません！

手持ちのマスカラに強力助っ人！ 欲張りな「全部盛り」をかなえます

マスカラはカール派ですか？ それともロング？ いやいやボリューム重視？　その全部が欲しいわがまま人間に朗報。トリプルコンボで全部引き受けてくれる下地が、このたびパワーアップしました。

ご覧のとおりの半透明カラー。下地を塗って鏡を見たときは、4年前に旅立った我が老犬の眼差しを思い出しましたね。ちょっと泣きました。

ブラシをペーパーに擦り付けてみたのが、こちらの写真です。背後のパヤパヤしたきざみ海苔のような繊維、見えるでしょうか？ ブラックの2種の極細繊維が配合されていて、まるでエクステのように長さと量感を底上げ。そして、ホワイトの半透明に設計した理由はシンプル。塗り残しが一目瞭然で、次に重ねるマスカラの発色を十分に活かしてくれるのです。

 カール固定ワックスはマキシマイザーシリーズの最大量配合！ もはや夏の風物詩となった午後のゲリラ豪雨にも耐え、一日中上向きまつ毛をキープしてくれました。ぱっちりと眼差しをデファインするので、アイシャドウが軽めでOKに。手持ちのマスカラに＋１して、「盛り」具合をコントロールしてみてください。

ホントの色を映し出す。やり過ぎコントゥアにさよならできました

最後に「新色」ではないのですが、爽やか色の便利ツールの再販売のニュース。

わたくし、初夏にたいせつな手鏡を紛失しまして。出先のパウダールームに置き忘れたようです。マザーオブパールで出来た高価な品だったので、己の不注意を心底呪いました。後継に迎え入れたのがこちら。今年の頭に限定発売し、完売したミニミラーです。

これが優秀なんですよ。銀引きミラーを採用しているため、反射率95％。本来の、肉眼で見るトーンや色を映し出す。ぼかし漏れやムラ、首との境目をチェックできる。冷房の乾燥でコンタクトレンズが霞むのですが、自立してくれるので付け直しにも活躍。

このたび定番化されるのは、ブラックとラベンダー。バッグの深淵の中でも存在感を放つラベンダーを私は愛用しています。バッグの沼を掘り出す苦労と絶縁できました。

今回の５品、すべて揃えても、￥4,312。すごい。ファンデーションやアイパレット単品で、渋沢栄一さん1枚も珍しくない今、ドラッグストアアイテムを貪欲にリサーチするのは必須！ 必須ですとも。エクレクティックに、賢く定番おめかしメンバーを選抜したいものですね。