【シャネル】【SUQQU】【YSL】ディープベリーからキャンディピンクまで。しっかり色づくチークが、2026年春新色のイチオシです

ディープベリーからキャンディピンクまで、パレットひとつでまかなえる！

シャネルが2026年の春最初に発売するのは、一世を風靡したカラーとして30年以上愛されてきた、ルージュ ヌワールを主役にしたコレクション。ルージュ ヌワールとは、クリエイティブディレクターのカール・ラガーフェルドと、メイクアップクリエイターのドミニク・モンクルトワらが、撮影の際にレッドとブラックのネイルエナメルを混ぜ合わせて、偶然作り出した色みです。当時のランウェイを賑わせたカラーは、いまだに色褪せることなく人気を誇ります。今回はその色を再解釈した、メイクアップコレクションを発表。ネイルエナメルだけでなく、パレットやリップスティックなど豊富なアイテムが揃います。

コレクションの中でも目玉になるのは、目もとや頬に使えるマルチパレット。最近はこのパレットの中から2〜3色をピックアップして、チークやアイシャドウとして使うのが気分です。特に左上のディープベリーは、今シーズンの主役とも言えるカラー。一見濃い色に見えますが、頬にふわっと重ねるだけで、一気に旬の顔へと生まれ変わります。今までのメイクアップにひと色プラスするだけで、仕上がりが途端に春らしくなることにびっくり。

右上のピンクをハイライトのようにして重ねたり、左下のカラーをアイラインのように仕込んだりと、マルチに使えるので、汎用性がとびきり高い！ ひとつ持っておくと重宝するはず。春にまず手にいれるなら、このパレットがおすすめです。

仕込みカラーとしても使える、リキッドチーク

SUQQUからは、ベースカラーとしても使えるリキッドタイプのチークが登場。個人的には05の棘苺-TOGEICHIGOと、02の綿香-WATAKAORIがお気に入りです。どちらも肌にのせると、透明感がアップ。チークとして上から重ねるだけでなく、コントロールカラーとして下地に混ぜても使えます。とにかく優秀なので、撮影現場でメイクアップアーティストからも大人気！ 全色欲しくなってしまうくらいの魅力的なアイテムです。

複数のオイルと水分の配合バランスを追求したテクスチャーは、しっとりとした質感と軽やかな伸びのよさで、肌なじみが抜群です。乾燥が気になるシーズンでも浮くことなく、自然に溶け込んでふんわり発色。顔料の含有量を抑えているから、内側からにじみ出るようにシームレスに色をのせられるのもいい。薄膜仕上げのため、自分好みに色みを調整できるのもうれしいポイントです。

キャンディピンクとディープベリーの中間色のような、YSLのパウダーチーク

昨年発売されて以降、人気を集めているメイクミーブラッシュ パウダーからも新色が登場。今回のカラーは“スパークルシェード”とあって、きらめき感が美しいのが特徴です。コットンキャンディのような甘さに、ふんわりとしたパールが加わり肌を華やかに彩ります。

光を巧みに操るパウダーチークは、気になる毛穴や凹凸を薄いヴェールを包み込むようにしてぼかします。シルキーなテクスチャーで肌なじみもよく、ふわっと光をまとったようなツヤを演出できる。一見難しそうな色に見えますが、薄くのせればハイライトのようにも使えるので、失敗しにくいはずです。

今回紹介したカラーはどれも驚くほど肌に自然になじむので、春メイクアップに変化をつけたいと思っている方は、ぜひトライしてみてください！