セリーヌが11の香りで構成するパフューム・コレクション「オート パフューマリー」を発表。2019年秋に9種類、2020年に2種類が発売される。
「セリーヌ オート パフューマリーコレクション」は、クリエイティブ・ディレクターのエディ・スリマンが手掛けるパフュームコレクション。今回のコレクションはクチュリエ パルフュムールの伝統に従い、フランスの高級パフューマリーのノウハウを生かして作られた。
香りはデイリーラインとイブニングラインに分かれた11種類から構成され、すべてエディによる“香りの記録”を土台に生み出された。彼の特定の記憶や物語が香りのインスピレーション源となり、それらに基づいて調香師と対話を繰り返しながら完成させたという。
「パラード(PARADE)」や「ブラック・タイ(BLACK TIE)」といったパフュームのネーミングは、彼が愛する瞬間、場所、人々との思い出を表す言葉に由来する。たとえば、10年ほど米カリフォルニアで過ごしたエディは、その時代へのトリビュートの気持ちを込めて、ひとつのパフュームを「オード・カリフォルニ(EAU DE CALIFORNIE)」と名づけた。
無駄のないラインやブラックラッカーのタッチ、パフュームのニュアンスを際立たせる透明なガラスなど、17世紀後半のクラシシズムを受け継いだボトルデザインから目が離せない。この秋の発売が待ち遠しい。
セリーヌ
http://www.celine.com/
03-5414-1401
text:Arisa Takeshima