子どもができてガラリと変わったのが下着の好み。レースや刺しゅうなどの繊細なディテールには相変わらず見惚れますが、いざ自分が身につけるとなると、えらく気恥ずかしく感じるようになりました。だいいちそんな美しいランジェリーをまとったところで、見せる相手は鼻水たらした0歳男児しかいないんですよ。ぶっちゃけると、ここのところ育児に追われてすっかり“ご無沙汰”ですので……。
色っぽさや甘やかなムードには違和感があるものの、プレーン過ぎるのもそれはそれでさみしいと感じてしまう、複雑な30代。誰に見せるわけでもないんだけど、自分自身が身につけたいと思えるちょっとしたカワイさは欲しい。あとつけ心地でいうと、必要なのはホールド力じゃなくて開放感。谷間は演出しなくていいので、快適さをください。
今の自分が下着に求めている条件をことごとく満たしてくれるのが、ソレイアードのマタニティラインです。妊娠を機に出合ったのですが、産後1年経った今も大活躍。先日も柄違いをネットでポチったところです。南仏プロヴァンスの伝統的なテキスタイルがセンシュアルでもロマンティックでもない、まさに今求めている“ちょっとしたカワイさ”と絶妙にマッチするんですよね。
ノンワイヤーなので、リラクシングなつけ心地。胸をすっぽりと包み込むカップは、柔らかなパッド入りで自然な丸みが生まれます。そしてハイウエストのショーツ。お腹が守られる安心感、30過ぎると妊婦じゃなくても嬉しい。
年齢を重ね、出産を経て、体型も好みも変わってきた今。2018年は身につけるものを見直す機会の多い一年でした。こと下着に関してはスタメンを大幅に入れ替えて、新しい年を迎える所存です。
生粋の丸顔。あだ名は餅。長いイヤリングと丈の長いスカートが好き。長いものに巻かれるタイプなのかもしれません。