私が幼い頃、母が語学学校の教師をしたり、日本在住の外国人のランゲージパートナーになっていたりしていた関係で、家に誰かを招くことが頻繁にありました。そんな所以もあって、ホームパーティを盛り上げてくれた「カードゲーム」や「ボードゲーム」が大好きで、今でも面白いゲームを発見したら買って、友人と集まる機会に必ず持参するようにしています。
そこで今回は、秋の夜長にぴったりな、誰でも簡単に楽しめるカードゲーム3種類を、紹介します。
一つ目のおすすめは、シンプルなルール&スピーディな展開でその場がすぐに盛り上がる「ナンジャモンジャ」。ゲームの進行は簡単で、裏向きにして置かれた山札から順番にカードをめくっていき、出てきたキャラクターに、カードをめくった人が名前を付けていくだけ。例えば、「トム」でも「田中」でも、脚が長いキャラクターだから「美脚」でも、どんな名前でもOK。順にカードをめくっていく中で、既に誰かが名前を付けたキャラクターが登場したら、その名前をいち早く叫びます。最も素速く名前を言えた人が、場に出ているカードを全てゲットすることができ、山札が無くなった時点で、一番多くカードを保有しているプレイヤーが勝ちというゲームです。
めくる、名前を付ける、めくる、名前を叫ぶ……。の素速いゲーム展開に、爆笑必至です。あえて呪文のような複雑な名前をキャラクターに付ける人が現れたりなど、参加者それぞれの個性も出て、みんなで盛り上がれること間違いなしです。
二つ目のおすすめは、プレイヤーの演技力が試される「はぁって言うゲーム」。与えられたお題を“声”と“表情”だけで演じて当て合う簡単なゲームなので、老若男女問わず楽しむことができます。例えば、お題カードが「はぁ」だった場合、 【怒りの「はぁ」】【とぼけの「はぁ」】など、プレイヤーごとに異なるシチュエーションが割り当てられるので、 身振り手振りを使わずにお題の言葉を表現し、お互いにどのシチュエーションの「はぁ」を演じているか当て合います。
相手の思わぬ表情や表現を見ることができる、とてもユニークなゲームです。演技が上手い人や、相手の演技を見抜く能力の高い人がポイントをゲットできるゲームなので、単純な勝敗ではなく、順位を決めたいシチュエーションなどで特に有効です。
三つ目は、推理と駆け引きの数字当てゲーム「ドメモ」。このゲームの内容は、「見えない自分の持ちカードの数字を当てる」だけ。カードは【1】が1枚、【2】が2枚……と1~7の数字と同じ枚数だけ存在します。その条件をヒントに、見えているカードや対戦者の発言から推理して、自分の持ちカードの数字を全て言い当てた人の勝ち。
わざと惑わすような発言をしたり、相手の発言の裏を読んだりすると、さらにゲームが盛り上がります。シンプルなルールで、対戦時間も短いため、繰り返し遊ぶことができるおすすめの頭脳ゲームです。
どのゲームも「負けたから、もう一回リベンジしたい!」と、つい何ゲームも遊んでしまう面白いものばかり。秋が深まり、次第に夜が長く感じられるようになるこの季節に、ぜひ、気になるカードゲームがあれば、友人や家族とワイワイ盛り上がって楽しんでみてください。(エディターTAKESHIMA)