大学時代から毎年、誕生日を祝い合う友人たちがいるのですが、そのうちのひとりのプレゼントを探していたときのことです。深夜にネットパトロールをしていたら、画面を2度見するほどの、高級チョコレートを見つけました。
「値段はなんと、3万円!? おいしいに決まってるじゃない!」 と早速、ショップに急いだ私。そのチョコレートは、フランス料理の巨匠、アラン・デュカスが手がけるショコラトリー、ル・ショコラ・アラン・デュカスの「ブロック・ド・ショコラ・ド・ノエル」。ル・ショコラ・アランデュカスのショコラは、厳選したカカオ豆を焙煎するところから手がけており、香り高いのが特徴です。今回私が手にしたのは、ブロック型のショコラとフランス製の木のトレイ、小槌がセットになっているものです。ショコラの中にはヘーゼルナッツのプラリネが、上にはレーズンやいちじくといったドライフルーツとナッツが華やかにトッピングされており、こちらはクリスマスまでの限定発売品だそう。1キロサイズのA4用紙くらいある大きなショコラの塊を見て、幼いころの記憶が蘇りました。
とにかく、大きな大きなホットケーキが食べてみたい! と思い立った小学生の私は、ある日、祖母を巻き込んで、家にあった一番大きいホットプレートいっぱいにホットケーキミックス粉を流し込みました。うまくひっくり返せず、結果は大失敗。ぐちゃぐちゃになったホットケーキを泣きながら完食したという苦い思い出があるのですが、特大のスイーツはいつの時代も私をわくわくさせてくれるものだったんだな、とこちらのショコラを見て感慨深くなったものです。
そんな矢先、妊娠中のバースデーガールの友人からメールが。「病院の検査で血糖値が高いといわれ、糖質を極力控えてるから今回はお祝いデザート&スイーツはなしで! ディナーも野菜がいい!」というリクエスト。「任せて!」と返信をし、翌日そのショコラは私だけの胃の中へ。友よ、本当にごめん。肝心のショコラの味は、カカオが口の中で上品に香り、ナッツのアクセントが効いている! 小槌で叩いて割りながら食べる感覚も新しくて、ついつい食べ進めてしまいます。気がつけば、ひとりでブロックの半分をペロリと食してしまいました。幸せな余韻もずっと続きます。とっておきのチョコレートは、ギフトで贈るのもよさそう!(エディターYONEKURA)
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