ここ最近、展示会巡りやイベントで一日中歩いていることが多い日々が続きました。普段、運動をまったくしないので、これが辛いのなんのって。日が暮れるころには脚がパンパン、翌日は筋肉痛……疲労が解消しない無限ループに陥っていました。そんなこともあって、疲れにくいスニーカーがあればな、そろそろ新しく買おうかなと思っていたのですが、スニーカーってブランドも色もモデルもたくさんあって、いつも買うまで悩んでしまいます。
今回探したスニーカーの絶対条件は、白色。今の時季、お気に入りのヘリンボーンのコートに合わせても重たくならず、私の定番ワードローブのロングワンピースやワイドパンツに抜け感をプラスするような白色がいいな、と思って。そして、もう一つの条件は、運動靴のように見えてしまわないこと！ 白スニーカーって一歩間違えると子供っぽく見える気がしていて、身長が低い私にとってはかなり重要なポイントでした。
そんな条件のなかでピン！ ときたのはジャーマントレーナーの一足。かつて軍用のトレーニングシューズとして支給されていた実績を持つそれは、レトロなデザインとガムソールのミニマルなデザインが魅力です。
そういえば、セシリエ バンセンの2018年春夏のショーでも、ロマンティックなドレスやブラウスにさらっと合わせていて可愛かったよなーって……私、そのときすぐにネットショッピングしていた気がする！ 到着を待ちわびて、受け取って、あれどこに置いたっけ？ 急いで玄関のシューズボックスを確認したところ、あったんです。一度も開封されていない箱のなかにそのままの綺麗な状態で入っているスニーカーが。日の目を見ないまま約２年の月日が経過。なぜすっかり存在を忘れてしまっていたのかは思い出せないのですが、次の日から早速スタメンに昇格しました。
その日も、朝から夕方まで外回りだったのですが、優秀な屈曲性・弾力性のガムソールのおかげで足馴染みもよく、疲れにくかったです。柔らかなレザーとスエードのコンビも、丸みのあるシルエットも愛らしく、ボリュームのあるコートと合わせても、ガーリーなシャツワンピースと合わせても、甘くなりすぎないのでとっても使いやすい！ あまり人と被らないのもお気に入りポイントのひとつです。
２年前に届いたときにワードローブに追加できていれば、脚もどんなに楽だっただろうか。これでしばらくは、筋肉痛と夜のマッサージから解放されそうです。（エディターYONEKURA）
ここ２年くらい、「痩せたい」が口癖。アイスクリームが好き。アイスクリーム屋になりたいくらい好き。深夜のドラマ鑑賞が心の支え。ファッションを主に担当しています。
