2019.12.29

「毎日こそうじ」派の心強い味方たち #深夜のこっそり話 #1206

年末といえば大掃除。そう聞いて俄然盛り上がる人って全国にどのくらいいるのでしょうか。はっきり言って私は大掃除なんか大嫌いです。幼い頃は祖母や母の手伝いをよくさせられましたが、毎年「なんでわざわざこんな寒いときに……」と憎まれ口を叩いた記憶だけが鮮明です。成人して実家を出てからは、恥ずかしながら一度もちゃんとした「大掃除」をしたことがありません。年末年始は美味しい料理とお酒に溺れて、ひたすらダラダラしたい主義なのであります(最低)。

ズボラな私が「本誌のおそうじ企画を担当せよ」と命を受けたのが一年前。あれは青天の霹靂でした。慌ててイチから勉強し直し。ありとあらゆる掃除グッズを取り寄せて使ってみました。見たこともない洗剤や道具が家中にズラリと並ぶ光景を目の当たりにした夫は、いったい何が起きたのかと本気で心配してました。

掃除のプロの方々に電話で聞き込みを重ねたのも、今となってはいい思い出です。もっとも目からウロコだったのは、汚れの性質(酸性またはアルカリ性)とそれを中和する適切な洗剤がわかれば、掃除の効率が格段に上がるということ。ずっと厄介に思っていたキッチン・換気扇まわりの油汚れやベタつきが簡単に落ちたときは本当に感激しました。それこそ理科の実験みたいで、「掃除って楽しいかも」という奇跡の発言まで生まれたり。

試練のおそうじ企画のおかげで、毎日こまめに「こそうじ」をする習慣がつきました。あんなに掃除が煩わしかったのに、自分でも信じられないくらいです。かの企画から一年経った今もずっと使い続けている名品たちをご紹介させてください。 

ひとつは「ザ・マジックウォーター」というクリーナー。水を電気分解して作られた高濃度のアルカリイオン水です。原料は水だけなのに、アルカリという性質ゆえ油汚れをはじめとする酸性汚れによく効くからスゴイ。食べこぼしや手垢もひと吹きですっきり落ちます。水だから二度拭きの手間が省けるし、拭き残しがあっても安全。小さな子どもやペットのいる家庭には特にオススメです。

酸性汚れに強い「ザ マジックウォーター」ですが、残念ながら液晶には使えません。そうなんです、一番手垢が目立つ場所はNG……。一歳の子どもがいる我が家では、テレビやスマホ、PCの画面がつねに手垢まみれ。スマホのレンズも皮脂で汚され、写真にモヤがかかることもしばしば。そこで重宝するのがマイクロファイバークロスです。超極細の繊維がホコリや汚れの粒子をからめ取るので、から拭きするだけで見事にピカピカ! 私はレックの「激落ちクロス」を愛用しています。吸水性、耐久性ともに抜群で、鏡に飛び散った汚れも簡単にキレイになりますよ。

そしてもうひとつ、毎日の「こそうじ」に欠かせないのがメラミンスポンジです。今や100均でも買える掃除のマストアイテムですが、中でも最高に使いやすいのがキューブ型。ダイソーやセリアにも売られていますが、約三センチ角の手のひらサイズがちょうどいい大きさなんです。一日の終わりにシンク内や蛇口、洗面台をさっとこするだけで、水まわりを常に美しく保つことができます。コップの茶渋もスルスル取れて気持ちいい!

まだほかにも紹介したいものがたくさんありますが書ききれないので、ぜひコチラをご参照ください。

さて、私の担当回も今年はこれで最後。大掃除に励む方も、私のようにぐうたら万歳の方も、どうぞよいお年をお過ごしください!

エディターHAYASHIプロフィール画像
エディターHAYASHI

生粋の丸顔。あだ名は餅。長いイヤリングと丈の長いスカートが好き。長いものに巻かれるタイプなのかもしれません。

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