最近、あまりときめかなくなったような気がするんです。昔は何を見ても、「かわいいわー! かわいいわー!」と連発していたのに。今ではたいていの物事を冷静に見つめるようになり、そう簡単に「かわいい」が出なくなってしまいました。そんな自分がつくづく可愛くない女だなと思う、今日この頃です。
さて。35歳を目前に心は枯れ気味ですが、先日ひっさしぶりに、キュンとする出合いがありました。それは東京駅でふと目があった、みんな大好きSuicaのペンギンちゃん。白い小箱に描かれたスタイリッシュなたたずまいと、ポワンとした表情とのギャップがたまらなくて。そのまま素通りするわけにはいきませんでした。
箱の中身は、「まめや金澤萬久」のバウムクーヘン。手のひらサイズですが、何層も重なる生地はかなり厚みがあります。天面がフォンダンでコーティングされていて、そこにSuicaペンギンちゃんが堂々とお目見え。
お楽しみはここからです。なんとこのバウム、ペンギンのシルエットに沿って型抜きができるんです。形を崩さないように、そぉっと指で押し上げると、スポッと飛び出してきたのは、いともふくよか3Dペンギンちゃん。
か、かわうぃーーー!!
海老一染之助・染太郎さん風に言えば、「いつもより余計に叫んでおります!」という感じ。綺麗にくり抜かれたフォルムを見た瞬間、枯れかけのハートをぶち抜かれました。そして抜け殻もまた愛らしいんですよ!
お察しのとおり、食べるのがものすごく惜しかったので、夕食が終わるまではテーブルの上に飾っておきました。子どもを寝かせたあと、ひと思いにガブリといくと、これがまあ美味しい。キャラメル風味の優しい甘さで、生地はふんわり&しっとり。フォンダンのシャリシャリ食感がナイスアクセントでした。
まめや金澤萬久の公式オンラインショップを見てみると、同じ型抜きバウムにパンダや豆柴バージョンもあって、あまりの可愛さにもだえました。ただし、Suicaのペンギンバウムは東京駅限定で販売されているようです。これは東京土産にかなり喜ばれるんじゃないでしょうか! エキナカの商業施設、グランスタ内の「まめぐい」というショップで購入できますよ。
生粋の丸顔。あだ名は餅。長いイヤリングと丈の長いスカートが好き。長いものに巻かれるタイプなのかもしれません。