2019.08.05

なんてったって、”うるみ色”リップ #深夜のこっそり話 #1133

急に何かに打たれたようにふってわく“大好き”という感情。日々その時々のトキメキはありつつも、そこまでの“大好き”は滅多に起こることもなく、何かのご褒美のようにふいに訪れます。そんな幸運が初夏にありました。SUQQUの秋冬新色発表会でのこと。たいそううるっとしていて、「〇〇色」と単純にはいえない色に心惹かれまして、会場のモデルビジュアルの前でしばし茫然。どうしてか自分でもよくわかりませんが、「これ発売まで待てないやつですね」と口走ったほどでした。

さらには、実際に製品を試すタッチアップコーナーで説明をしてくださる方の唇に視線はロックオン。「とってもお似合いで素敵ですが、どうやって塗っているのですか。詳しく教えてください」と前のめりに伺いました。お話によると、リップクリームで保湿をした後に、12番の金銀杏(KINICHIOU)をスティックで直付けして、そのあとウォーター カラー リップ インク102番の樹蜜(JYUMITSU)を「これでもか!」というくらいたっぷり贅沢に2,3度塗って仕上げたそう。本当に素敵なおしゃれカラー。実はこれらの色には“うるみ色”というSUQQU独特の特徴があり、漆の中の黒と朱のあいまに存在する色をテーマに作られたもの。資料には「美くすみ、艶うるみ。 靄がかる、憂いをたたえた色の妙」とあります。なるほど、オレンジでもブラウンでもない、絶妙色なわけです。

金銀杏に樹蜜を重ねた(銀杏に蜜、なんか美味しそう!と思いましたが、本当の意味は金色に輝く銀杏の葉のイメージだと思われます)“うるみ色”リップに思いを馳せていると、以前石垣島で見た美しいマジックアワーの夕焼けが浮かんできました。残光に照らされた最も美しい時間帯の空。唇にそんな色をのせて、色のもつマジックパワーで、新しい自分になれたりしたら……。それは幸せなマジックアワーカラーって、呼びたくなりますね。

こちらのブラウンリップ、引き続き重宝してます!

“うるみ”色も旅コスメに追加!

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エディターTARUI

気づいたらメガネやサングラスを集めてました。しかし、何年か寝かせてからかけるという癖あり。ひとりっぷ®修行中。セレブやK-POPを語りがち。

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