心も色づく秋ネイル　#深夜のこっそり話　#1177

早いもので今年も残りヵ月足らず！ いつの間にか、街の金木犀も咲き終えてしまいました。家々の垣根から漂ってくる甘く切ない香りに心を揺さぶられたものです。遠い昔の懐かしい情景が浮かんできて胸がキュンとなったり、心の荒波がすっと引いて凪のように穏やかな気持ちになれたり。

金木犀はその芳しい香りだけでなく、温もりある色にも惹かれます。秋が深まるとセンチメンタルになりがちですが、株いっぱいに咲く小さな花を見るとそれだけでちょっと元気になるんですよね。見目麗しい花姿がそっと背中を押してくれます。

近所の金木犀はすっかり散り落ちてしまい、物悲しい風景になってしまいました。せめて花の色だけでも身近に感じたくて、最近愛用しているのがアンプリチュード「コンスピキュアス ネイルカラー」の06番。イエローとオレンジの間をとった明るくやさしい色が金木犀を彷彿させます。見ているだけで心が軽くなり、あの甘い香りがふわりと広がってきそう。

ひと塗りでも鮮やかに発色し、ボトルの色がそのままパキッと出ます。ぺったりとした質感でほどよくポップな印象に仕上がるのが絶妙にかわいいんですよ。それでいて主張し過ぎず、肌にもなじむ好バランス。繊細なラメの輝きが上品で、おまけに速乾性もいいという実力派です。秋の手もとに、橙黄色の花を咲かせてみてはいかがでしょうか。木々の葉が色づき始めるこれからの時期にもマッチしますよ。