2020.01.26

デザインも味も楽しめる、イタリア菓子に夢中! #深夜のこっそり話 #1216

デパ地下のポップアップストアで見つけた「パスティリエ・レオーネ」のフルーツゼリー。中身よりもまず、ファンシーでレトロな缶にひとめぼれでした。しかし2,700円とお菓子にしてはかなり高額。値段にひるんでその場を離れたものの、一度かかってしまった心のフックははずれません。帰り際に再び立ち寄り、店員さんに詳しい説明を求めました。聞けばイタリア創業の老舗菓子メーカーで、日本で取り扱っている店はほとんどないとのこと。この時点で気持ちはだいぶ前のめりに。

缶の中を見せてもらうと、色とりどりのフルーツゼリーがフィルムに個包装され、袋の中でひしめいています。6色のキッチュなきらめきと輸入菓子ならではの異国感、幼い頃の記憶を呼び起こすような懐かしさが絶妙にミクスチャーされて、たちまち時空を超えたような気分に。こんなお菓子はほかに出合ったことがありません。 

親切な店員さんは試食もさせてくれました。失礼を承知で正直に言うと、味にはそんなに期待していませんでした。だって表面が砂糖まみれだし、めちゃくちゃ甘そうに見えたから。海外あるあるの激甘スイーツだろうと思ったのですが、それがそうでもなかったんです。確かにパンチのきいた甘さではあるけれど、リアルな果実の味がしっかり感じられて後味が爽やか。ゼリーよりも歯ごたえがあってグミほどの弾力はない食感もやみつきになります。それに6種類のフレーバーがあるのも楽しい。小ぶりのサイズでガツンとくる甘み、フレッシュな酸味とほどよい食べごたえ。すべてが最適バランスで、仕事の合間などちょっとリフレッシュしたいときにものすごくちょうどいい。さらに缶も可愛いとなれば、2,700円でも高くないかも。そう思って清々しく購入しました。

家に持ち帰って中身を別の器に移しかえ、減るのを惜しみながらつまんでいます。来客があるときに振る舞うとなかなか評判がよくて、「どこで買えるの?」と聞かれることもしばしば。これを読んで同じように気になった人のためにご紹介します。国内では三鷹市にあるイタリア家庭料理店「シミシェッダ」と、大阪府吹田市にある輸入食品のセレクトショップ「アルモニア 江坂」(IG: @armonia_esaka)にて取り扱いがあります。ぜひチェックしてみてください。

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エディターHAYASHI

生粋の丸顔。あだ名は餅。長いイヤリングと丈の長いスカートが好き。長いものに巻かれるタイプなのかもしれません。

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