思い出を刻むジュエリー #深夜のこっそり話 #1243

新型コロナウイルスの影響で、約束していた集まりや行事がことごとく中止になってしまって、予定も心もからっぽの週末でした。くすぶる思いで家飲みしていた私のもとに、ひと足早い小さな春の訪れが。

イタリアに拠点を置く日本人女性が手がける、「MOCHIZUKI」というブランドのピアスです。さかのぼること約2週間。このコラムにもたびたび登場する大好きなショップ「THE MOTT HOUSE TOKYO」のインスタで出合い、ひとめぼれ。すぐさま電話で問い合わせると、すでに売り切れていたため再入荷をリクエストしていました。それがこの週末、手元に届いたというわけです。デザイナーが出産されて間もなかったので気長に待つつもりでしたが、思っていたよりも早い再入荷に心が躍りました。

現物を見て、どストライクのかわいさに感激! 「PUZZLE OVER」という名の、小さなリングモチーフが連なるフープピアス。シンプルだけどひねりが効いていて、どんなスタイルにも馴染みます。しかもよく見ると、リングモチーフはひとつひとつ形が違うんですね。クラフト感と豊かな表情を見せるデザインに、春の灯火のような温かみを感じます。

さらに目を奪われるのが、愛らし過ぎる巾着袋! 優しく繊細なタッチのイラストは、デザイナー自身による手描きです。ピアスの材質や制作された年月も丁寧に記されていて、ご本人から手紙をもらったような気分に。なんてことない自分への買い物が、特別な思い出として刻まれそうです。

今回は自分用に購入しましたが、この特別感と幸福感は、ぜひ大切な誰かにもプレゼントしてあげたい。2つめの購入はそのときにしようと心に決めました。ちなみに先述の「THE MOTT HOUSE TOKYO」では、「MOCHIZUKI」によるアンティークビーズを使ったピアスが販売されています。一点もののユーモラスなデザインで、そちらもオススメ。ぜひショップへ足を運んでみてください。

エディターHAYASHIプロフィール画像
エディターHAYASHI

生粋の丸顔。あだ名は餅。長いイヤリングと丈の長いスカートが好き。長いものに巻かれるタイプなのかもしれません。

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