2020.05.21

筋トレよりも大切な「ほぐし」のすすめ #深夜のこっそり話 #1273

遡ること約5年前。足の靱帯を怪我してから、正しい姿勢作りとカラダの歪み改善がライフワークになりました。そして今、私のカラダは3人の匠に支えられています。中国鍼の鍼灸師にコンディションを整えてもらい、パーソナルトレーナーの鬼軍曹のごとく厳しいけど的確な指導により筋肉を正しい位置につけ、“デスハンド”の異名をもつ整体師にメンテナンスをお願いしています。ほぐして、固めて、整えるの繰り返しが功を奏して、今年の健康診断では身長が1センチ伸び、筋肉量もアップ、靴底も偏った減り方をしなくなりました。

その3人の匠が声を揃えて言うのは「筋肉をほぐすこと」の大切さ。ボディメイクは陶芸みたいなもので、筋肉が硬いまま行うと効果は半減以下、怪我や歪みにもつながるとのこと。さらに凝り固まってしまった状態のままPCやスマホで作業し続けると血流が悪くなり、健康にも美容にもよくない。#StayHome でカラダを動かす機会が減っている今だからこそ、さらに気にかけたいほぐしの大切さ。今回は、匠たちが教えてくれたコスパ最強、おうちで使えるほぐしアイテムを紹介させてください。

まずは、長年の相棒である「骨盤職人」。頼もしいような怪しいようなすごいネーミングのこちらは、武道家・倉本成春さんが監修した指圧代行器具。プロのトレーナーや筋トレ愛好家の間で知名度が高く、ひとつひとつが手作りのため品数が少なく数年前は手に入れるのが大変だった人気アイテム。先述のパーソナルトレーナーに教えてもらい、5年以上愛用しています。基本は寝転がるだけ。球体の位置を変えることで、腰、足首、肩甲骨まわりに僧帽筋といったパーツにも対応。筋トレ前の背面のほぐしにかかせません。

もうひとつは、昨年より愛用している、セルフコンディショニング研究所・オフィスタケノコより発売されている揉みの木シリーズの「マルチタイプ極Ⅱ」。“デスハンド”整体師に促され購入しました。また、なんとも形容しがたいネーミングです。こちらはすべて天然素材で作られたもので、程よい弾力のあるコルク枕の上に、脇のリンパ、顔や首をのせて筋肉をほぐしゆるめます。コルクは、筋肉をほぐすのに適切な弾力と硬さに調整されたもので、これがぐいぐいとコリにくいこみアプローチ。イタ気持ちいいのが好みの人には特におすすめです。第二の心臓といわれるふくらはぎのほぐしにも大活躍です。

筋トレの極意は、正しいポジションで正しい動きをして、正しい場所に筋肉をつけること。紹介したアイテムはどれも基本は寝転ぶだけですが、効果的に筋肉がほぐれ、つきものが落ちたような軽やかさがカラダに戻ってきます。おうちトレーニングがはやってますが、よりパフォーマンスの高い動きができるよう、エクササイズやトレーニングの前後に、はたまた仕事の合間にも、“ほぐしタイム”を取り入れることをおすすめします!

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エディターYOSHIMURA

食べること、カラダを動かすこと、旅することが大好物のアクティブ派。その反動か、ワードローブは甘め嗜好。花柄アイテム&ワンピースがクローゼットを占拠しています。

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