新しい生活様式、はじめていますか?5月の頭に厚生労働省から公表された、この「新しい生活様式」という表現。個人的にすごくツボにはまっていて、日常生活でも積極的に使いたいなと思っています。「あ〜、新しい生活様式だよね〜」とか言いたい。
さて、私の「新しい生活様式」をギャラリーで少しご紹介しましょう。都内で外出自粛要請が発令されて、はや2ヶ月。当然ながら撮影や取材といった対面の仕事はことごとくキャンセルになり、ミーティングや会議もオンラインで行うようになりました。毎週末会っていた友人とも一切直接の交流を避けて、Zoom飲みへシフト。部屋にいる時間が増えたので、これを機に大掃除。花瓶の花を入れ替える頻度も、前よりも高くなりました。空いた時間は、読みかけで放置していた本を読んだり、映画やドラマを見たり、ピアノの練習をしたり。こうして羅列してみると、あたかも充実した「おうち時間」を過ごしているように見えるでしょう。
いや、正直キツイです。仕事が減った、海外旅行に行けない、といった直接的な苦痛もありますが、それ以上にストレスなのが、人と会えないということ。仕事であれ、友人であれ、よく行く定食屋の店員さんであれ、人と顔を合わせてコミュニケーションを取るということが、どれだけ生活を豊かにしていたか。孤独に耐える2ヶ月の自粛期間は、心の中に澱のように溜まっていくストレスとの戦いでした。
人によって、ストレスの原因は違うでしょう。友人は、家族と住んでいるからこそ、閉塞感に苛まれていると言っていました。緊急事態宣言下で会社に出勤せざるをえなかった知人は、外出していることに対する周りからの白い目が気になるとぼやいていました。誰もがストレスを抱えているからこそ、そのストレスとどう向き合うか、ということが「新しい生活様式」の真意なのかもしれません。個人的には、ライフワーク (?) であるカラオケを、いかに安全に配慮しながらできるか、ということを考えあぐねています。フェイスシールド買おうかな。