透けて輝く色石に目がないんです。思い返せば小さい頃から透明のキャンディみたいな飾り付きのヘアゴムばかり選んでいたし、子ども向けの百科事典で繰り返し見ていたのは宝石のページでした。公園でちょっと変わった色の石や光っている石(おそらく角の取れたガラスだと思いますが)を見つけてきては、「宝石では⁉︎」とこっそりタンスの奥に隠していた記憶があります。
大人になって公園の石ではなく本物の色石を身に着けられるようになり、自分へのご褒美など、何かとかこつけて買いがちなのですが、色石に限らず「色石っぽく透けているもの」ならもはや何でも好きだということに気がついてしまいました。ふらっと買い物をしていてもセンサーが反応し、つい見つけてしまう「色石っぽく透けているもの」。最近出合ったのは、シアトル発のスキンケアブランドHERBIVORE BOTANICALS(ハービヴォア ボタニカルズ)の宝石の名が付けられたフェイスオイルです。
ハービヴォア ボタニカルズは、ジュリアとアレキサンダーのカップルによって自宅キッチンでスタートしました。大学でアロマセラピーと漢方を学んでいたジュリアが、乾癬に悩んでいたアレキサンダーのために石鹸を作ったことから始まったそう。思わず写真を撮りたくなってしまうスタイリッシュなパッケージデザインはアレキサンダーが担当しているそうで、製品が出来上がるまでに紡がれたストーリーにふたりの愛を感じます。
製品は100%天然由来原料、リサイクル・リユース可能なパッケージで作られています。そして人工着色料や動物由来成分、人工的な防腐剤は不使用、クルエルティフリーという、「クリーンビューティ」な側面も気に入ったポイント。私は色を見てビビッときた「ラピス」と「エメラルド」の2つのフェイスオイルを購入しました。
「ラピス」は肌の水分と油分のバランスを整えてくれる、爽やかでスパイシーな香りが特徴のオイル。「エメラルド」は日本でも知名度が上がってきたCBDオイルを含み、炎症を抑える効果があります。その日の肌の状態によってブレンドしながら使うのも良いそうで、「そろそろ肌荒れしそうだな」という予兆を感じた日はラピスを多めに塗っています。宝石のように輝く、透明感のある肌を期待しながら、目にも環境にも優しいスキンケアを楽しんでいます。
ネイルを塗っている時間が好きです。ポーチ、名刺入れ、スマホケースなど、ついピンクの小物を選びがち。臆病&やんちゃな黒猫2匹が相棒です。