台湾、韓国、香港、タイ、シンガポール、ハワイ……。挙げればきりがないほど、各地へ行きたすぎて、ひとりっPと地曳いく子さん共著の新刊『ふたりっぷ』を携え、日々旅グルメ(各国ソウルフード)を楽しんでいます。香港乾麺や台湾豆腐干絲、中国タンミョン、韓国ロングトッポギなど食材をポチったり、ジーローファン&ネギ餅をUber Eatsで調達したり、仕事ついでにその街の旅グルメを検索するなどして、旅欲求を満たしております。
最近では取材で訪れた新宿にて、7月にオープンしたカヤ・トーストの老舗「ヤクン」を発見。シンガポールのソウルフード、カヤ・トーストを初めていただきました。カヤジャムが塗られ、スライス状のバターがのせられた薄いトーストでサンドしたものを、温泉たまごに醤油と胡椒を入れ混ぜたものに絡めつけながら食すというものです。悪魔的な美味しさで、コンデンスミルク入りのコーヒー、コピをあわせるとさらに美味しくすすみます。公式サイトに書かれている「シンガポールに訪れる日本人旅行客達は、最初は高カロリーで激甘な印象が強く、食べる事に抵抗があるようです。しかし、一度カヤ・トーストを食べるとその味の虜になります」という率直なコメントに苦笑いしましたが、納得です。
それらを味わいながら、『ふたりっぷ』を読んでいてしみじみと実感したのが、「旅に便利なアイテム&ワードローブは日常でも至極便利」ということ。「何を当たり前な事を!」と思われるかもしれませんが、実体験に基づく、ひとりっP&地曳さんのふたりのセレクトとコメントにうなってしまい、幾度となくと頷いてポチっております。
軽量雨晴兼用傘には置き忘れないためのカラビナがつけられていたり、ブリタの携帯浄水器水筒、用途別に使い分ける無印良品やモンベルのポーチ、はいててノーストレスな24時間OKのパンツなど。パンツは1本、いや2本と欲しくなり悩み中。何度も手に取って、読み返したくなる旅の知恵の宝庫です。ふたりの旅の達人による各章にちりばめられた知識や時にくすっと笑える名言を拾い読んでいても、情報量が多く楽しめます。
読み物の旅テクコーナーはポイントにイエローのアンダーラインがひかれていて、そこだけ読んでも面白いんです! 手荷物検査の落とし穴、飛行機に乗り遅れたら、スリはついてくる、たびレジに登録すべき理由、スタバで偽名など、見出しだけでも興味がそそられませんか。
シンガーのボイトレ同様、次の旅立ちまでにパワーアップさせておくための、旅脳トレーニングになっています。旅グルメとあわせれば、味覚感動も受け最強です。
気づいたらメガネやサングラスを集めてました。しかし、何年か寝かせてからかけるという癖あり。ひとりっぷ®修行中。セレブやK-POPを語りがち。