世にも美しい、イニシャル入りリップバーム #深夜のこっそり話 #1236

あのビュリーのリップバーム。しかもケースにイニシャル*を刻印してカスタマイズできる。そんなの気にならないわけがないですよね。むしろ何としてでも手に入れたいって思いました。でもちょっと待った。化粧ポーチの中にはすでに保湿用リップクリームが2本。さらに洗面台の鏡裏の収納スペースには、いつ買ったかも思い出せない古株が数本、肩身狭そうに仕舞われているんだよ。それでも新たに買い足すつもりなのかい? ――ささやかな心の声も聞こえはしましたが、決意は揺らがず。オンライン注文してから待つこと10日。ローズの華やかな香りに包まれて、私だけの特別なリップバームは届きました。

ケースは乙女心をくすぐるコンパクト型。天面のレザーペーパーに、金文字でイニシャルが入っています。仮にここに自分の名前がビシッと入っていたら、と想像すると、なんだか面映ゆい。でもイニシャル化されることで気持ちがふわっと軽くなり、それでいて特別感だけがいい塩梅で残ってくれます。イニシャルってすごい。でもスペシャルなのはそれだけじゃありません。なんと専用ポーチも付いているんです。なめらかなベルベットの生地で、まわりには金糸のステッチがほどこされて。もう、どこまで有難いんだ!

ケースのフタを開けると、新品のバターのような乳白色のリップバームがお目見え。鼻の先がつきそうになるまで近づけて匂いを嗅いでみると、ようやくほんのりと甘い香りが漂ってきます。原料は、セサミオイル、プラムカーネイルオイル、シアバター、キャスターシードオイルなど、すべてナチュラルなもの。唇にのせてもベタつかず、あくまで主張しないつけ心地ですが、確かな保湿力を感じます。フタ裏には鏡が内蔵されていて、使いやすさもちゃんと考えられている。自分のイニシャルが刻まれたケースを開けて指でトントンつける、その所作まで美しいんです。

ポケットに忍ばせて、使うたびに心が弾み、高揚する。リップバームってこんなに楽しいものだったんだと思わせてくれる、夢のような逸品です。自分へのご褒美に、大切なあの人へのプレゼントに、ぜひ選んでカスタマイズしてみてください。

*イニシャルは現在2文字までの対応となります。

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エディターHAYASHI

生粋の丸顔。あだ名は餅。長いイヤリングと丈の長いスカートが好き。長いものに巻かれるタイプなのかもしれません。

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